485系「華」・快速「お座敷桃源郷パノラマ号」【鉄道で訪れる山梨の桃源郷④最終回】 | 湘南軽便鉄道のブログ

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本ブログは鉄道・バス・船舶・航空機等について、記録も兼ねて記事掲載。

その他、5インチゲージ自家用乗用鉄道「湘南軽便鉄道」についても掲載。路線は湘南本線(ベランダ線・路程約0.01km)があったが現在廃止。新たな庭園鉄道敷設の構想中。

(前回記事の続き)

(485系臨時快速「お座敷桃源郷パノラマ号」からの車窓)








山梨県笛吹川フルーツ公園


眼下の甲府盆地には桃の花が咲き、あたり一面ピンクの絨毯のよう。





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山梨県笛吹市内の桃花

扇状地に広がる桃の栽培地は、生産量日本一を誇る。

「笛吹市桃源郷花まつり」の開催中





百花繚乱の春







桃の里 憩いの森公園(山梨県笛吹市)へ。

高台にある公園から見渡す甲府盆地
 
山裾から麓まで、一面の桃花

ピンク色に染まる甲府盆地


花見台からの展望

春の桃源郷





春しか見られない、ピンクに染まる甲府盆地




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JR中央本線・石和温泉駅

E353系特急「かいじ」号、新宿行きを見送る。



上り貨物列車が通過


臨時快速 小淵沢始発・千葉行きが接近

やってきたのは、臨時快速「お座敷桃源郷パノラマ号」

国鉄時代製造の485系特急型電車を改造したお座敷列車 

485系6両「華」編成

全車グリーン車指定席


車体は大幅に改造されているが、台車やモーターは当時の485系のまま。

国鉄時代の特急型を代表する485系電車も、今では絶滅寸前。JR東日本に在籍する改造車「華」「ジパング」「リゾートやまどり」の3編成が日本最後の485系であるが、遠くない将来、その歴史に幕を閉じる。


モロ484-7



 
モロ485-5




お座敷列車に乗車。各車両のデッキにJR係員が乗務している。


15時32分、石和温泉(いさわおんせん)駅発車
お座敷列車の車内。デッキで靴を脱いで客室へ。

片側には荷物収納ボックス。蓋を閉めると軽く腰掛けられる椅子にもなる。

列車は、この先、山梨市駅、塩山駅、勝沼ぶどう郷駅と停車していく。


一部の窓は非常用として開閉可能

団体専用列車として運用時はカラオケも可能。臨時列車としての運用時は使用できない。



デッキの車端部には休憩室(ソファー)がある。デッキを歩く乗客のためにスリッパも用意されている。

靴を脱ぐスペースにある一部の車両間渡り板には、マットが敷かれている。


乗降用ドア

デッキの休憩室(ソファースペース)から客室内(座敷)を見る。


団体専用列車運用時のため、給湯ポットも用意されている。



塩山駅を過ぎると勾配を上がっていく。

甲府盆地がだんだん眼下に。


桜並木が見えてくると勝沼ぶどう郷駅

勝沼ぶどう郷駅を発車すると、八王子駅(東京都)までノンストップ



勝沼ぶどう郷駅を過ぎると、甲府盆地から山間部に入っていく。

デッキの左側は冷蔵ケース




ドア横には傘立て

左側は、トイレと洗面所


デッキには、トイレ、洗面所、クローゼット、冷蔵ケース、傘立てなどがある。



485系らしく乗降口には段差がある。

車内の座席案内




富士急行の乗換駅である大月駅は通過

現代の特急列車と変わらない速度で中央東線を駆け抜けるが、元特急型485系電車ならでは。

新桂川橋梁を渡る。

モーター音は485系そのもの。





16時33分、八王子(はちおうじ)駅に到着。ここで下車。








《参考︰JR東日本HP等より》




鉄道で訪れる山梨の桃源郷・完




(終わり)