EF81牽引の金沢工臨を撮る | Natural pathway

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JRメインで撮影していましたが、最近は近鉄などを撮影する機会が増えてきました。月1程度で記事を上げることを目標にしています。

こんばんは。久しぶりに連日撮り鉄をしていますが、本日は北陸本線に撮影に行きました。お目当ては(元)トワイライトエクスプレス専用機のEF81 113が牽引する工臨です。

 

 

北陸本線の工事用臨時列車の先頭に立つ機関車は主にDD51で稀にトワ釜ですが、ロングレールを輸送する通称"ロンチキ"で金沢の方まで行くとなると最近ではほとんどDD51が先頭に立ちます。ここ最近の運転実績を見てもトワ釜がロンチキの先頭に立つのは基本的にはいわゆる「敦賀工臨」のように湖西線近辺に行って帰ってくるような場面しか充当されていなかったように見受けられます。

 

この敦賀工臨は、早朝に向日町(操)に帰ってしまうダイヤとなっていますので、撮影出来ても湖西線の南の方に限られてしまいます。

 

今回注目したのは「EF81(トワ釜)牽引で金沢方面まで行くロンチキ」もっと言うと「トワ釜牽引で日中に向日町(操)に帰ってくるロンチキ」という点です。ここが珍しいと思いました。そういう訳で、このレアな走行シーンを撮りにはるばる福井県まで向かいました。

 

道中の滋賀県まではいい天気でしたが、敦賀を越えた辺りでは雲行きが怪しい。期待しすぎると後で悲しくなるのでマンダーラさえ回避してくれれば・・・と低めのハードルを設定してからセッティング。と言うのも、前述の通りに早朝に京都に帰ってくるとあって実はトワ釜とロンチキの組み合わせを1度も撮影したことがありませんでした。被らずに撮影さえ出来れば御の字です。

 

そうこうしてるうちに通過時間。追っかけ組と思われる人たちも雑に加わり、接近を待ちます。この時の空模様を確認すると、到着時とは変わって青空も見えます。奥の山に太陽光が当たり、徐々に晴れて来ました。波打つように影が通り過ぎ、安心できないまま踏切が鳴ります。奥に2灯の機関車が見えます。背景の山々に目をやると「行ける!」と確信。カメラを持つ手に力が入りました。

 

工9590 EF81 113 + ロンチキ10B 2021/4/19

 

ここまで晴れ間が見えて曇られると悲しみに暮れていたところだったので本当に良かったです。トワ釜が片パンでロンチキを牽いている姿はどれほど検索しても出て来ませんでしたし、おそらくそれほど(か全く?)運転されていないのではないでしょうか?走行実績があれば知りたいのでこっそりおしえてください。

 

そんな貴重なシーンを晴れで押さえることが出来て最高の気分になったので、もう追っかけはやめてヨーロッパ軒にソースカツ丼を食べにいきました。最高。以上です。