久しぶりに保存機からです。今回はSLの代名詞的存在であるデゴイチからです。現在運用についているのはJR東日本のD51 498号機のみですが、かつては日本の隅々で活躍していたカマですね。まずはいつもの「機関車表」から経緯です。

 

 「機関車表から」

 1940年3月、国鉄鷹取工場にて製造。広島局へ配属され岡山にて使用開始。同年10月に糸崎借入。1960年11月新見借入。1961年2月に後藤工場にて集煙装置及び通票受を取付。1973年4月浜田、1974年9月廃車。その後福井県今庄町:ふれあい会館「今庄サイクリングターミナル」にて保存です。

 

 やはり多くD51と同じく戦争の足音が聞こえた頃に製造、戦中・戦後を駆け抜け、電化におされ非電化地区で活躍できたのはラッキーなカマだったのかもしれません。保存先の「今庄サイクリングターミナル」では立派な屋根付き車庫に鎮座。かつての苦労を癒しているかのようにも。そして保存状態も良さそうですね。現役の498号機とも近い機号も親しみを感じさせるような、そんなD51 481号機からです。

 

 ※撮影は全てナカジさんです。