ピロのブログVer3

Ver2の続きです

近鉄特急車 メモ

〈メモ〉近鉄16400系-正面貫通扉周り上半部の塗り分け

こんばんは

今回の覚え書き内容は表題の通りです。

車両をよく観察している人や鉄道模型を趣味でやっている人にとっては度々気付かされる事かもしれませんが、近鉄各線で現役中の各系列・形式には、他車と比較した時の内外装の見た目で似ていたり違ったりする細かな要素が様々にあります。

車両ごとの共通点や差異は、現在に至るまで多様に見つける事が可能です。差異に関しては、他系列間のみならず同一形式間でも色々と存在しています。この違いの発生要因は、車両製造年次の違い(改良)であったり検査入場時の手入れによるものであったりと様々あるように思いますが、今回は後者にあたる例として、特急車16400系の正面貫通扉周り上半部分の塗り分けについてメモしておく事にしました。


■ 第15〈メモ〉

●近鉄16400系-正面貫通扉周り上半部の塗り分け

16400系は、標準軌線で「ACE」として活躍する22000系の狭軌版系列として1995年度末に登場した特急車です。既存車である16000系1次車を置き換える目的で2両2本が一括で製作されており、これ以降は増備される事なく次世代16600系の製作へ移行しています。

〈橿原神宮前/2015-09-08〉※16402F
〈橿原神宮前付近/2018-08-20〉※16401F

正面に貫通扉を備えて柔軟な運用を可能とする「汎用特急車」にカテゴライズされる同系は、2015年度後半から始まった特急車の新塗装化対象となっており、2018年度に順を追って2本とも車体の塗装が改められました。高安での車体更新完了後に併せて五位堂で行われた検査・お色直しでは、登場時からの塗装が維持されましたが、共に次の検査入場時に塗装が変更されています。

〈浮孔-坊城/2019-01-03〉※16401F
〈橿原神宮前/2019-02-07〉※16402F

塗装変更を伴うお色直しは、16401Fが2018年9月・16402Fが2019年2月に完了しており、その後はいずれも五位堂検修車庫へ検査入場する事なく現在に至っています。恐らく、双方とも今年度中に入場して現行塗装での再塗装が行われる事となるように思いますが、今回はこの[旧塗装→新塗装(現行塗装)]化が行われた後の姿に関して、2021年度開始時点における正面貫通扉周り上半部分の塗り分けに着目して〈メモ〉を書いておく事にしました。以下、各方向の先頭車ごとで順に外観を取り上げていきます。

〈橿原神宮前-岡寺/2020-06-15〉※[左:16401F/右:16402F]

まず、吉野方先頭車であるモ16400形です。こちらの正面外観については、それぞれ↑のような見た目となっています。左が先に塗り替えられた16401F-C#16401・右が後に塗り替えられた16402F-C#16402です。

全体的な塗り分けに関しては両車でほぼ同じ様相ですが、正面貫通扉両横の塗り分けに着目してみると、明確な違いが見て取れます。すなわち、C#16401の方は貫通扉と隣り合わせで窓周りの黒塗装が入れられているのに対し、C#16402の方は扉両端と黒塗装の間にブライトイエロー塗装が挟み込まれています。

〈壺阪山-市尾/2020-04-03〉※C#16401
〈壺阪山-市尾/2020-04-04〉※C#16402

モ16400形2両の正面貫通扉周り上半部分をもう少しアップで見てみると↑のような見た目です。C#16401は貫通扉を開いた状態ですが、こちらは貫通路のすぐ隣に黒色が配されており、こちらは貫通路を基準に黒色塗装が行われた事が窺えます。一方、扉と黒塗装の間にブライトイエロー塗装が挟み込まれたC#16402の方は、貫通路というより両窓枠を基準に黒色が配されている様子です。

〈市尾-壺阪山/2020-04-03〉※16401F
〈橿原神宮前/2019-02-07〉※16402F

続いて、大阪阿部野橋方先頭車であるク16500形ですが、こちらの正面外観についてもモ16400形で見られた違いが同様に反映されています。なので、16400系の正面貫通扉周り上半部分の塗り分けに関しては、現状、[16401Fが「①:貫通路と黒塗装が隣り合わせの塗り分け」・16402Fが「②:貫通路と黒塗装の間にブライトイエロー塗装を挟んだ塗り分け」]と認識する事が可能です。

〈青山町車庫/2015-12-05〉※C#22110
〈市尾-壺阪山/2020-04-04〉※C#16502

16400系は2本のみの存在なので、定番の塗り分けがどちらかを判断するのであれば標準軌線22000系「ACE」の塗り分けを参考にするのが良いと思っているのですが、22000系を見た限りでは、「②:貫通路と黒塗装の間にブライトイエロー塗装を挟んだ塗り分け」が定番とされている様子。同系で最初にリニューアル工事が行われた22110Fで既に「②」の塗り分けとなっており、以降に塗り替えられた車両に関しても、知る限りでは全て「②」の塗り分けにされていたと記憶しています。

〈今里/2016-07-28〉※C#22656
〈壺阪山-市尾/2020-04-04〉
※[-C#16601+C#16702-]

「ACE」の後続改良車である「Ace」の塗り分けに関しては、「①:貫通路と黒塗装が隣り合わせの塗り分け」が踏襲されています。同車両群で最初に塗り替えが行われた22600系22656Fやその後に塗装変更が行われた16600系2編成に関しても、正面貫通扉周り上半部分の塗り分けは「①」です。貫通扉が開扉状態の時に上側から貫通路周辺を見てみると、窓枠と貫通路の間にある僅かな隙間にブライトイエローが確認できますが、これは貫通路枠内に対する配色のようなので、塗り分けとしては「①」であると判断できます。

〈橿原神宮前-岡寺/2020-03-04〉
※[左:16401F/右:16602F]
〈橿原神宮前-岡寺/2020-03-16〉
※[左:16602F/右:16402F]

以上を踏まえると、16400系の正面貫通扉周り上半部分の塗り分けは、現状、16401Fが「Ace」と同じ「①:貫通路と黒塗装が隣り合わせの塗り分け」・16402Fが「ACE」の定番塗り分けとなっている「②:貫通路と黒塗装の間にブライトイエロー塗装を挟んだ塗り分け」であると認識する事が出来ます。16401Fのみ「①」の塗り分けとされた理由は分かりませんが、もし「②」とするはずであったのであれば、次回の五位堂入場時に正面塗り分けが変化するのか気になる所です。

〈大和西大寺/2017-07-23〉
〈尺土-高田市/2016-04-06〉

ちなみに、現行16400系と同じく新塗装化で正面の塗り分けが大きく2種類存在する事になった30000系は、今のところ、検査・お色直し時の塗り替えでどちらか一方に統一する流れは起こっていません。

他、参考材料として、新塗装化前における旧塗装時代の16000系に関して言えば、A更新前の16008F-C#16008やB更新後の16007F-C#16007や新塗装化前までの16009Fは、他の同形車正面と比較して塗り分けが若干異なる状態を一定期間維持して活躍していました。実際の事情は不明ですが、この手の塗り分け差異は、修正や統一の必要性が強く認識されない限り、一度位置が決定した後しばらくは維持されるのかもしれません。


今回の内容は、色々と車両を視たり撮ったり比較したりしていく中でふと気づかされるような要素への着眼でした。この手の要素は、撮ってすぐ気づかされた時には違和の感覚を強く意識する事が多いのですが、一方で、私個人は「何か他と違う」と認識する事に留まって一旦は感覚の流れを終わらせる事が多いので、その後の比較等を交えた整理を後回しにしてしまう事がしばしばです。

ただ、コロナ禍の今は、在宅であれやこれやと考える時間も確保しようと思えば十分に取れるので、これまでに蓄積された着目要素で書き残しておきたいと思うような話題があれば、また〈メモ〉なり〔雑記〕なりへ反映してみようと思えます。

今回の〈メモ〉は以上です。


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近鉄電車が見える家で育った鉄道オタク。車両の差異や変遷に興味あり。鉄道の他に鳥も好きで、最近は鳩に癒される事がしばしば。