私が初めてヨーロッパへ行ったころは高速列車がこれから発達しようという時期でドイツ国鉄ではICEの試験車が登場していた。それが撮れたらいいなと思って雑誌社にダメもとで聞いていたら、なんと出国前に空港のアナウンスで呼び出され、エアラインの事務所でスケジュールをメモした。
そんなことがあったので、ドイツ滞在中はそれに合わせて動いていた。しかし、スケジュールと行っても時間がわからず、いつ来るかわからない。それでもだんだんわかってきて、一般公開も撮影できた。
この列車が実際に営業運転を開始したのは1991年6月のことであり、現在ではドイツ国内各線をはじめ、周辺国にまで運転区間を伸ばしている。
この日はミュンヘンからアウグスブルク間で回送を撮影し、夕方になってミュンヘンに行くとホームに止まっていた。国鉄幹部も見学に来ていた。
ICEのEはエクスペリメンタルで試験的という意味である。これを撮った鉄道写真家はまだほとんどいない筈である。
中間の客車は縮小サイズだが、内装はしっかり作られていた。この日は一般公開で、短区間を往復していた。
フランス国境に近いケール駅で公開。ライン川の向こうはストラスブールである。フランス側からはTGVも参加してICEと並べたりしていた。
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nainen66
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