閑話小話 342 模型のEF63を楽しむには

皆さま おはようございます

少し冷たい風が入ってきて朝方は冷えましたね。
日中はそれなりに暖かいですし、車内で汗をかいて風邪など引かれませんように。来週は暖かくなる予報ですから着るものが片付かない(整理できない)です。

さて今回ですが、先日茨城の山々を見ていましたら思い出しました。
山の雰囲気は全く違いますが究極の峠仕様と言ったらEF63ですね!

茶色い18-19号機と青い22-23号機

登山は降りる方が難しい

他の機関車では見ることができない、言わば「碓氷峠スペシャル」な機体です。
一般的に25パーミル以上で急勾配と言われますが、碓氷峠は最大66.7パーミルの勾配が存在しその峠を登り降りするために特殊な装置を何重にも装備しています。

まずは連結器ですが、軽井沢方の連結器は電車と協調運転を行うために、2種類の連結器を切り替えて仕様できる双頭連結器を備えています。空転防止のために重量108tを誇り、国鉄・JR型合わせても最大級の重量で粘着力が得られるのですね。しかし、重心が横川方に片寄るため軸重を調整できる機能と、軸重移動現象を防ぐための特殊な台車を用いています。

峠を降りる際は細心の注意をはらう必要がありますね・・・何重にも備えられたブレーキであります。ブレーキは一般的な摩擦によるものと、抵抗器で熱に変換する発電ブレーキと独特のブロワー音がEF63の特徴ですね。ちなみに回生ブレーキを使わないのは、電圧が変化した場合でも安定した制動を得るためです。電磁吸着ブレーキ(非常用)は、電磁石をレールに吸着させることで制動を得るものです。乗務員の操作がない場合にも非常用のブレーキが掛かる仕組みとなっており、何重にも備えられているのです。

あさま色の189系と手を取り合う

模型はTOMIX・KATO両社より

TOMIXはM車・T車の2両セットで古くから製品化しています。
遅れて参入したKATOは1両1Mで、重連ですから2Mとなります。牽かれる電車が1-2Mですから、動力の数や室内灯の有無を考えておかないとパワーユニットがパンクします。動力の数が増えれば協調運転もしにくくなりますね。撮影だけする分にはまったく問題ないのですが、勾配のある貸しレなどで協調運転をしようと思いますと、意外と思い通りにいかないのがEF63、碓氷峠かと私は思っています。

当ブログでも何度か記しましたが、双頭連結器はKATOの方がいくらか車間が詰められます。が、ナックルカプラーは遊びがありますので協調運転の具合によっては開放の恐れがあります。当区はTOMIX機にKATO双頭を組んでいますが、EF63 T車をM車が押すような連結は避けるようにしていますが、電車側が押しすぎる場合もあるので走行を注視しています。

碓氷峠に限らずですが、板谷でも瀬野八でも協調運転は見た目にも楽しいですが、調整がうまくできないとストレスの溜まる運転となってしまいます。小難しいこと書きましたが、細かいことは気にせず一定のスケールスピードで走らせてやれば問題はないのかなと思います。微速や複雑なポイント配置、転線があると危ないかもですね。

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489系「能登」もEF63を一緒に峠を下る

いつかRail Gardenのいなか線で碓氷祭りをやりたいのですよ。
ちょっと雰囲気は違うかもしれませんが、ゆっくりめの速度でじっくりと走らせてみたいですね。もちろん撮影もしたいです。EF63をただ並べておくだけでも十分に楽しめそうな気もしています。

またまたコロナが心配になってきましたが・・・
再び緊急事態宣言が出る前に行ってしまおうかと思うこのごろです。

今回はこの辺で・・・
次回もお楽しみに~

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コメント

  1. かずくん より:

    EF63はKATOの3057を4両所有していますが、メタルインレタに苦労させられました(笑)KATOのメタルインレタは古くなると露骨にボディへの乗りが悪くなるので改良して欲しいな~と思っていたら残念なことに3085でプラのナンバープレートにされてましたね。民営化後の車両は守備範囲外なので入手しませんでしたけどw

    • かずくんさま

      おはようございます
      コメントありがとうございます

      KATOあるあるですね・・・
      メタルインレタが嫌でTOMIXを選んだ方もいますから・・・
      私はインレタ自体が苦手なので、作業はプロにお願いしてしまいました。