(つづき)
国府津から御殿場線に沿って歩いて、上大井駅に着いた
上大井と言えば、ひょうたんで有名
だいぶ前に無人駅になっているようで、中に入ってみた
上下とも当分列車が来ない時間帯
今は季節外れだが、名物のひょうたん用の棚が残っていた、ホッとした。
やっぱり、この風景を生で見たかった、国鉄駅員さんがいる時代に。
(昭和56年8月号、ハンター湘南所蔵)
駅から踏切を渡り、酒匂川方向へ舵を切る。
大井町のランドマークだった、旧第一生命本社ビルが健在
2011年に役割を終えて売却された。
「湘光」とは、第一生命の社宅街だったエリア
大井町役場が見えた
役場内にあるはずの「国土地理院水準点」を探そう
入口の目の前にあった。
これは一瞬わからないよ、多くの町民に踏んづけられてるのだろう、残念なタイプ
大井町のシンボル、ひょうたんの石像
庁舎内の展示コーナーを見ていると、ソーラー発電に力を入れているのを知った。
飛行機からもよくわかるほど、広大な施設が点在
さて、11時58分に出発、お昼休みで人が一斉に出てくる前に。
庁内食堂が密になるので、駐車場の自家用車で音楽を聴きながらひとり昼食を摂る職員も多いかも。
究極のソーシャルディスタンス。
役場のすぐそばに、湘光中学校
町唯一の中学校なのに、「大井中」ではなく、なぜに第一生命の設立かと見紛う校名。
12時に防災無線からは、「野ばら」のメロディ
さすがに「軽騎兵序曲」ではないよね・・・・?
それは東京の大井で、昼開催でよく聴かれる曲(笑)
ところで、鉄道の町だった山北町では、今、正午のメロディは流すのだろうか?
昔だったら夜勤の鉄道員からクレームの嵐だろう。
東海道線だった頃は、山北駅構内は24時間蒸機が行ったり来たりで、職員の数は今の横浜駅より多かった(推定)
湘光園地区はどうなったのか、ちょっと寄り道
一部は町が第一生命より買い取って、道路や公園を整備
かつては、辺り一帯に社宅がぎっしり並び、一つの街を形成。
本社と直結する路線バスも走っていた。
一部の社宅が残っていた、
その隣には、旧本社の3分の1規模の事業所を新設。
但し、昼休みの時間帯なのに全く人の気配がない、リモートワークなのだろうか?
大井町の人口も2010年をピークに減少に転じ、最近になって隣の開成町に抜かれてしまった。
酒匂川沿いに出たら、神奈川県立大井高校が健在。
第一生命本社があったころは、優秀な転勤族の子息の転入?で国立大学合格者がパラパラいたのだが、今やグランドは荒れて、野球部はずっと連合出場、廃校寸前のような雰囲気(あくまでも外見は)
紫水大橋を渡り、開成町へ
開成駅への近道となる、新しい橋
そのうちバス路線が開通するかもしれない
大井町から小田急へは、急行が停まるようになった開成駅が、実は一番近い。
御殿場線は使えんから、今後、相当数流れてくると思われる。
発展目覚ましい、開成駅前
開成町の人口は、増加続きで、全体的に減少に転じつつある西湘地区では異例。
もはや、御殿場線があれだし(しつこいが、本音です)、新松田駅前は手狭だし、今後、足柄上地区のみならず、御殿場や富士五湖へのバスの拠点になるかもしれない、
ロマンスカーの通年停車も時間の問題だ。
そして、開局間もない開成駅前郵便局へ(これが最大目的だったりする)
移転改称ではなく純然たる新局で、局番は9000番台。
局舎内は胡蝶蘭でいっぱいだった。
(昨年、「小田原国府津郵便局」で胡蝶蘭を見かけたが、あちらは「移転改称」で局番は流用。ハンター湘南ルールでは、移転改称も「新局」としてカウント)
開成駅前に以前から気になっていた、静態保存の3100形NSE
毎月第2・4日曜日に公開しているとのこと(コロナの影響は不明)
連接の切断部分が最大の見どころ
愛称は「ロンちゃん」
京急沿線民の多くは、故・吉村光夫氏を思い浮かべてしまう
TBSの「夕焼けロンちゃん」や「まんがはじめて物語」など、お茶の間でもおなじみだった
開成駅からは初めて急行に乗車
小田原駅までノンストップで、気持ちよかった。
さて、もう1か所、「北久里浜郵便局」に寄ってから帰宅
4か月ほど旅行貯金を自粛していたので、昨日になって初めて移転改称を知って驚いた、まさに灯台下暗し。
神奈川の「まん延・・」発令前に、郵便局完訪タイトルを奪回できた。