JR北海道は学園都市線・当別町に開業する新駅の名前を『ロイズタウン』にすると発表しました。
→ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/210414_KO_royce.pdf
新駅の場所はあいの里公園駅ー石狩太美駅の間で当別町とロイズコンフェクトの請願駅、
すぐ近くにはロイズコンフェクトの工場兼直売店があります。
→ https://www.royce.com/brand/shop/detail/?no=108
ご存知、生チョコレートのロイズですね。
観光客と工場への通勤客、そして当別町としてはこれを機会に街づくりをしようということでしょう。
駅には町の施設が入るほか、駅前広場などが整備されるなど付近の風景は一変すると思います。
またこれに合わせ町の要請を受け駅名は石狩太美駅は太美駅、石狩当別駅は当別駅に変更されます。
来年の春、当別町の鉄道は様変わりしそうですね。
私なんぞは“ロイズの生チョコ”といっても特別感はありませんが、
道外の方にとってはそのブランドは絶大なものがあるということを実感しています。
そのブランド力を最大に生かした駅名だ。
ロイズとしても主力工場の近くに駅があるといろいろとメリットがある。
そのために駅舎やホーム、周辺整備の約10億円ほどはロイズが負担するとなっています。
その負担をしてもペイすると判断しているわけですね。
そして当別町、この町の町名のつけ方はおかしい。
バブルの頃に開発された「スターライトタウン」という新興住宅地があります。
今はそこがそのまま“太美スターライト”という地名になっています。
スウェーデンヒルズも同じで、その名がそのまま地名になり名所になっています。
当別町は、そういうところなのです。
ロイズもその名を借りて、付近にそのままの名の新興住宅街が出来そうだ。
先のことは分からないけどね。
ロイズといえば、2001年ころ、興部町には「ロイズファーム」というのが作られ、ドイツから技師の方がこられて、ハムやソーセージを作っていたはずですが、今は跡形もありません。
できるときは話題になりますが、問題はそのあと。かなあ。
元より無理な経営判断で本業が破綻したということを指摘しておきます。
経営者がアホだった、というだけです。
ロイズは大きな会社なのでペイしないと撤退という判断は当然のこと、
損切できる体力があるからこその経営判断なので何とも思っていません。
同じロイズは石垣島で確固たる地位を築いています。
興部からの撤退と石垣島でのあれこれ、これが企業活動だと思います。
そして興部では、「ノースプレインファーム」という乳業メーカーがあります。
そのことについては今日のブログに書いているのご興味があればご覧ください。
で、今回のロイズの新駅のことですが私は心配していません。
ロイズふと美工場は拡張工事中で工場見学などの集客機能が強化されるほか、
当別町では同工場を含め温泉や道の駅などを含めた一帯を整備する予定です。
だからこそ、『タウン』の名を新駅名にしたのです。
開業時に基本となる工場への通勤客が一定数おり、まずは1日当たり1000人の利用客の見込み。
その後は整備が進むにつれ利用客は増加するばかりでしょう。
この駅は岡女堂駅とは全く違うコンセプトで考えられており、
またロイズふと美工場はロイズファームとも全く違います。
再び断言しますが、この駅は心配ありません。
※大手外食チェーンはもっと積極的な展開をしていますが、意外と知られていない