２０１５年北海道旅行 夏の陣④

みなさま、こんにちは。

前回は、カシオペアの入線から上野駅出発までをお伝えしました。列車は定刻１６：２０に発車し、そのカシオペアツインに乗り込んだ３人は、早速車内探索に出かけます。

目指すは先頭車両のラウンジカーです。このラウンジカー、乗客なら自由に使用できるソファを備えた展望車両です。

↑はラウンジカーから撮影した機関車EF510です。このカシオペア、青森駅と函館駅の２箇所で機関車を付け替えて進行方向が変わるので、青森駅から函館駅間の青函トンネルではラウンジカーが最後尾となり、トンネルを流れ行く幻想的な線路の軌跡を眺める事ができるのです。

ただ、この時間帯は深夜未明のため、起きていられるかが最大の課題です。。。

ラウンジカーの車内は↑のような感じですね。今では考えられない程、仲の良い２人です。この写真一枚からも、鉄男鉄子のテンションの高さが伺えるというものです。

このラウンジカーで流れる夜景を眺めながら、サッポロクラシックをグビグビ飲む、、、こんな幸せはないかも知れませんね！

そして、部屋に戻る際に通ったダイニングカー、食堂車ですね。文字が小さいですが、ディナータイムは１７：１５〜２１：３０の間に３回設定されています。そして、このディナーのメニューはフランス料理コースと懐石御膳コースの２種類のみ。料金はそれぞれ８０００円と５０００円だったでしょうか。

はい、もちろん３人分を払う予算はありません。そもそも幼稚園児を連れてフランス料理は無謀ですもんね。そんな訳で３人一緒のダイニングカーディナーを泣く泣く断念した鉄子の父なのでした。その代わりに、、、

注文しておいたのが、↑のカシオペア弁当３５００円なり。お弁当で３５００円！思わず目玉が飛び出そうな価格帯ですが、一生に一度の事ですから、奮発しましたよ！

その中身は↑のような感じです。下にお品書きがありますが、３重の器にカニ・いくらご飯を始め、様々なおかずが並んでいます。これは、小さなお子さんがいてダイニングカーに行けない家族連れには最高のサービスですね！

↑こんな感じで、鉄男鉄子は最高の笑顔でこのカシオペア弁当をパクツイたのでした。この様子を見るだけで、私は幸せな気分で一杯になりました。２人が食べた後、ほとんど弁当が残っていなかったとしても。。。

ところで、カシオペアのダイニングカー、この時点で日本唯一の食堂車生き残りだったのですね。３０年前、北斗星の食堂車であるグランシャリオで食事をして以来、減り続ける食堂車に巡り会う機会は訪れませんでした。きっと、今回が寝台列車の食堂車を体験できる最後の機会であると思い、私は鉄男鉄子に頼み込んで部屋に留守番していて貰い、２１：４５からのフリータイムであるパブタイムに向かったのでした。この時間帯だけは、コース料理の予約なしで食堂車ディナーを楽しめるのですよね。

↑がダイニングカーでの記念撮影です。見てください、このドヤ顔を披露できないのが残念なくらい、いい表情をしています。自分で言うのもなんですが（笑）

この時注文したのは、サッポロクラシックとビーフシチューですね。ちょっと調べてみると、後者は２０００円なり。もう二度と体験できないであろう、食堂車でのプチディナー、個人的にはプライスレスな経験となりました。鉄男鉄子、お留守番ありがとう！

そして、２３時前に部屋に戻ると、やっぱり興奮して２人ともしっかり起きていたのでした。それからどれくらい経ったのか、、、２人が寝入っている様子は以下の通りです。

２人ともＬ字の短い方に収まっているため、かろうじて私も横になれました。しかし、ほろ酔いのせいか、肝心の青函トンネル通過中のラウンジカー写真は残っておらず、そのまま朝を迎えた３人組なのでした。

そんなこんなで、今回はここまでとなります。次回は、カシオペアで迎える北海道の朝をお伝えいたします。

それでは！