※この記事の内容は2021年3月のものです。

 

総武線新小岩付近にある新小岩信号場から越中島貨物駅に伸びる越中島貨物線(正式名称は総武本線越中島支線)。現在は越中島貨物駅に併設するレールセンターへのレール輸送に使用されています。工場から船や列車で運ばれてきたレールはレールセンターでロングレール化されているそうですよ。

何度か踏切を渡ったことがある程度に近い存在の路線ですが、走る列車の姿を見たことはありませんでした。新型のレール運搬車が導入されるということで、ダイヤ改正前に初めて時刻を調べて訪ねてみました。

 

夜勤明けでぶらぶらと越中島貨物駅近く(地図中央のピンの所)までやって来ました。”越中島”と名乗りながらも越中島駅ではなく潮見駅に近いです。

 

↓北東を見ると運河を渡った京葉線上り列車がカーブしながら地下に潜っていきます。なんともかっこいいアングルだことw京葉線の線路の向こうに越中島貨物駅があります。

 

↓上写真背後にある立派な歩行者、自転車専用橋のしおかぜ橋で運河を渡ります。

 

↓今度は京葉線下り列車が運河を渡っていきました。

 

↓上写真背後(西)を望む。隣の橋は三ツ目通りと首都高深川線。写真右に進むと東西線木場駅、左に進むと有楽町線辰巳駅に続きます。その背後の高いビル群は豊洲駅周辺のタワマンでしょう。

 

↓しおかぜ橋はクランク状に曲がってまた何かを跨ぎます。

 

↓跨ぐのは越中島貨物駅の最西端部。右2線はちょうど地下から顔を出した京葉線、左1線が越中島貨物駅の引上線。両線の線路は一応つながっていますが、保線車両などの軽い車両しか通れない乗り上げポイントとなっているようです。

 

↓上写真背後(西)を望む。すぐ先に車止めがありますがその先にも細長い空き地が続いています。以前はこの先、東京都港湾局運営の貨物線が豊洲、晴海方面へいくつも伸びていましたが昭和末期~平成にかけて廃止となりました。

 

↓線路脇に広がる駐車場も線路跡なのでしょうね。

 

写真左に並ぶ住宅の左に道路が伸びています。貨物駅のすぐ脇は意外にも戸建の住宅街になっていました。

 

↓急に快晴のここからは別日撮影w静かな住宅街を進むと越中島貨物駅が現れました。

 

↓レール運搬車のチキが大量に留置されています。その背後を京葉線の特急列車が走り抜けていきます。

 

↓道路を先に進むとどん詰まりになっていて、その先はJRの関連会社(JR東日本物流)の敷地になっています。

 

↓レールが何本も置かれています。この奥はジェイアールバスの車庫になっています。以前は先ほどの戸建住宅も含めて一帯が貨物駅だったようです。

 

↓上写真左を見ると深川車両基地に停まる東西線の電車がチラッと見えます。貨物駅縮小前は隣接していたため連絡線があり、すぐ近くの南砂にあった汽車製造で製造された5000系はその連絡線で搬入されたそうですよ。

 

↓越中島貨物駅の本線はJR東日本物流の脇を通って伸びています。写真右がレールセンターです。こちらはダイヤ改正後の撮影なので奥に新型のレール運搬車が見えます。

↑レールセンター奥にある緑のクレーンは船で運ばれてきたレールを陸揚げするためのものです。

 

↓上写真右奥、運河の対岸から撮影。レールを陸揚げするクレーンの足元には新型レール運搬車が何本か停まっています。クレーンの大きさがわかりますね。クレーンは線路に並行して200mほどダイナミックに移動できるようです。

 

↓上写真やや右、貨物駅の突端&隅っこには大量のチキ(レール運搬貨車)が留置されています(平べったくてよくわからねぇけどw)。

こんな隅っこに追いやられているということは廃車?

 

 ⑭写真背後を望む。貨車にレールを積む橋形クレーンがいくつも線路の上を跨っています。

 

どん詰まりの道を戻って越中島貨物線撮り歩きを始めます。

 

つづく

②越中島貨物駅→永代通りの踏切

③永代通りの踏切→小名木川駅跡手前

④小名木川駅跡周辺

⑤小名木川駅跡→竪川橋梁

 

⑥竪川橋梁→亀戸駅

 

4年前の今日はこんなことをしてました!