内宿駅【埼玉県】(ニューシャトル。2012年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
埼玉県伊奈町北西部、上越新幹線沿いに広がる住宅地の中に位置する新交通システム(AGT)路線・埼玉新都市交通伊奈線【愛称:ニューシャトル】の終着駅である
内宿駅 (うちじゅくえき。Uchijuku Station) です。

 

尚、写真は2012年訪問時のもので、現在は車両など変化が見られます。ご了承下さい。
 
 
駅名
内宿駅 (NS 13)
 
所在地
埼玉県北足立郡伊奈町  
 
乗車可能路線
埼玉新都市交通:伊奈線 【愛称:ニューシャトル】
 
隣の駅
大宮方……羽貫駅  
 
訪問・撮影時
2012年4月
 
 

内宿駅は高架駅で、ホームは上越新幹線の西側にあるのですが、駅舎は東寄りの上越新幹線の高架下に設けられていて、簡易駅舎が設置されています。駅外と駅舎の間に段差はありません。
出入口は東側(北東)に開口していますが、すぐ南側に西側へ抜けられる歩道があります。
また、高架橋をくぐる形で南側(後方)にロータリーを有する駅前広場があり、バス停留所が設けられています。
駅前広場の高架橋西側にはトイレと多機能トイレがあります。
写真は駅東側より西を望む。
 
 

駅前(東側)の様子です。東を望む。後方に駅舎があります。
周辺はニューシャトル開業後に開発されたため、比較的新しい住宅地になっています。商店は少ないです。
約700m東にはバラ園が有名な伊奈町制記念公園があります。
また、約700m北には伊奈町立小針北小学校があり、約1km北には埼玉県県民活動総合センターがあります。
 
 

駅東側より駅西側を望む。南西を向いて撮影。右手に駅舎があります。
高架橋は手前が上越新幹線、奥がニューシャトルです。
ロータリー・駅前広場は高架橋を跨ぐ形で整備されていて、出入口は西側にあります。
駅西側も比較的新しい住宅地が見られますが、古くからの集落や農地、雑木林が再開発されずに残っている箇所が東側と比較して多いです。
商店は少ないです。約1km南には西光寺があります。
 
 

高架下1階にある改札口です。西を望む。後方に出入口があります。
内宿駅は有人駅で、改札口横に窓口があります。私の訪問時は自動精算機がなかったため(現在あるかどうか分かりませんが)、精算やICカードチャージは窓口で対応していると思われます。
自動改札機は設置されておらず、代わりにICカード用の簡易Suica改札機(入場・出場とも)が設置されています。磁気券は入出場時に駅員に提示しなければなりません。
改札口の右手前には自動券売機があります(ICカードのチャージが可能かどうかは不明)。自動券売機横には駅員不在時に備えてインターホンがあります。
トイレ・多機能トイレは改札内にはなく、前述の駅前広場(高架橋西側)にある設備を利用する形になります。
そして高架上にあるホームとの間は階段(正面)とエレベーター(右側)で結ばれていて、バリアフリーに対応しています。
尚、駅構内および駅前にコンビニはありませんが、改札口右側には駅員が対応する小さな売店があります。新聞・雑誌・菓子・たばこを販売していて、『Suica』も発売しています。
 
 

1番線の側壁に設置されている駅名標です。電照式ではありません。
JR東日本に似た感じのデザインで、所在地が併記されています。
写真は2012年撮影です。後の2018年に駅ナンバリングが導入されたため、今は駅ナンバリングも併記されていると思われます (NS 13)。
尚、計画段階での駅名は「小針」で、周辺の地名や小学校名で使用されています。
 
 

内宿駅は島式ホーム1面2線の高架構造で、南東~北西方向にホームが延びています。
終着駅ですが、延伸に対応した構造になっています。
右(西、南西)が1番線、左(東、北東)が2番線で、ともに大宮方面です。数本を除いてほぼ全ての列車が2番線に発着します。
2番線の左側には上越新幹線が並行しています。E7系などが高速で通過していきます。
ホーム有効長は6両分で、ホームドアはなく安全柵の設置にとどまっています。ホーム幅は狭いですが、車いすの通行は可能です。
上屋は全6両分に設置されています。ホームにはベンチが設置されています。
大宮方(写真奥)の端には改札階とを結ぶ階段があり、その手前にエレベーターがあります。
写真は大宮方を望む。
 
 

2番線より大宮方を望む。左側の線路は上越新幹線です。
4駅先、4.5km先の丸山駅まで単線区間が続きます。階段の先で右の1番線が2番線に合流します。
この先、上越新幹線の西側を並走して高架区間で畑が残る住宅地の中を南東へ走り、雑木林の間を抜けると羽貫駅へと至ります。
 
 

 

上写真は1番線より、下写真は2番線より、それぞれ終端方を望む。
ホーム端には係員詰所(?)があり、2番線の右側には上越新幹線が通っています。
各番線ともホームの少し先に車止めがあります。
以前に2度ほど延伸構想が出たそうですが(鴻巣市の埼玉県警察運転免許センターまで、圏央道沿いに北本市南部まで)、いずれも頓挫しています。
尚、当駅より先の上越新幹線高架橋は、ニューシャトルが新幹線により市町域が分断される伊奈町への見返りとして建設された経緯があるため、それより先はニューシャトルを併設できる構造になっていません。
 
 
あとがき
私が内宿駅で下車(乗車)したのは2003年、2012年の計2度です。2003年はニューシャトルの乗りつぶしのため、そして2012年はニューシャトルの車窓風景撮影のため、終着駅ゆえに必然的に駅の外に出ました。駅は1面2線と小規模ですが、延伸に対応した構造でした。駅前は整然とした新しい住宅地になっていますが、ニューシャトルが開業後に開発されました。以前は田園や雑木林が広がっており、西側には大きな工場(?)がありました。現在は当時の面影が残っていません。
 
東京からですと都内各駅から宇都宮線・高崎線・湘南新宿ライン・埼京線・新幹線で大宮駅まで行き、大宮駅でニューシャトルの内宿行きに乗り換えて終点下車です。大宮駅のニューシャトル乗り場は西口の北側にあります。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと新大阪駅から品川駅または東京駅まで東海道新幹線を利用して、それより先は上野東京ライン(宇都宮線・高崎線)に乗り換えて大宮駅まで行き、以降は上記と同じルートで到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニ、気軽に入れる商店・飲食店はありません。最寄りのコンビニは約220m西の「セブンイレブン」になります。まぁ、事前に用意しておいた方が無難でしょう。
 
大阪からの到達難易度がやや高いですが、ニューシャトルを乗り鉄の際は、内宿駅ですぐに引き返さずにぜひ一度は内宿駅も観察されてみて下さい!
 
(参考:地理院地図、Google地図、Wikipedia)