みなさんこんにちは。前回からの続きです。

 

 

6月に引退が決定した、日本初、さらに日本最後となった「多扉車(たとびらしゃ)」こと、朝ラッシュ時に5扉を使用していた「京阪電車5000系」についてあれこれ取り上げています。

 

シリーズを終えるに当たり、大阪から京阪沿線に沿って「5000系」が活躍していた頃のショットを最後にお送りしています。

新旧塗装が入り混じる、2008〜2010年撮影。 

 

 

大阪市内からの高架複々線が終わった「寝屋川市駅(大阪府寝屋川市)」にやって来ました。 

 

またも朝ラッシュ時のショットですが… 

そのピークには「5000系」が「通勤準急」としても集中的に充当されており、ホームで待つたくさんの乗客が、すでにいっぱいの車内へ吸い込まれて行くかのような光景が印象的でした。

 

やはり、この車系にはラッシュ時間帯の姿がしっくりと来ます。

 

 

続いては、ひとつ隣の「香里園駅(同)」に到着。線路際に、大きな金木犀が香る上品な感のある駅です。

 

 

まったくの余談ですが、この駅の京都方面ホームの京都方からは、ずぶの素人のわたしでも、大阪方面へ向かう列車を、このようになかなかいいショットで撮ることが出来ます。

 

 

通過列車は、約100km/h程度の高速で駆け抜けて行くのですが、停車列車はずいぶん手前から徐行して構内に入って来てくれるという…

 

駅京都方にある勾配を登りながら列車がやって来るという姿にも迫力を感じるので、へたの横好きなわたしとしては、個人的には好きで重宝している?場所でもあります。

 

 

ところでこの駅は「ホーム2面・4線」の配置がなされており、終日にわたり、緩急接続や特急列車の通過待ちが頻繁に行われています。

 

大阪方面の4番線に入線するのは「区間急行」。 この駅で後続特急の通過待ちをします。

 

 

現在、この駅の昼間では、準急と普通が主な設定なのに対して、撮影当時の10年ほど前には、このように日中にも「区間急行」が多数、運行されていました(現在は朝夕のみの設定)。

 

いまではまったく異なるダイヤパターンとなったので、いい記録になったなと感じます。

 

 

 

さて、手元の画像をほじくり返していますと…

この駅で特急の通過待ちをしていた「5000系」に「デビュー45周年」の記念ヘッドマークを掲出しているものを見つけました。2015年撮影。

 

 

 

この年、2015(平成27)年には全編成が健在。

京阪通勤車の象徴、緑濃紺のデザインがたまらぬものでした。5扉のイラストも秀逸なもので

背景の車体色に、実にしっくり合います。

 

上二枚の撮影は「京橋駅(大阪市都島区)」。

 

 

次回に続きます。 

今日はこんなところです。