2017年に登場した中央本線の特急車両E353系(上写真)によって置き換えられたE351系と、「古くなり利用客を満足させる車内空間を提供するのが難しくなった」ことを理由に廃車となった189系豊田車の最後の勇姿をどうぞご覧下さい。
【E351系ラストラン】
E351系は、中央線特急に使用されていた183系・189系の老朽化や、激化する高速バスとの競争に対応するため、JR東日本が開発した制御付き自然振り子式の特急車両で、1993年から特急「あずさ」として運転を開始、1994年12月から特急「スーパーあずさ」の運用に充当されていました。
2018年4月7日に、ラストランツアー「ありがとうE351系 松本~新宿ラストランの旅」が実施され、東中野の桜と絡めてE351系最後の勇姿を撮影することにしました。
側面方向幕には特製ステッカーが貼られました。
新宿駅で数多くの鉄道ファンに見送られ、2度と戻らぬ最後の旅に出たE351系、一部伐採されてしまった沿線名物の桜並木を横目に、力強い走りで去っていきました。その後は全車残らず解体されました
【189系M52編成ラストラン】
当日は山梨県上野原市にある、JR中央本線 四方津(しおつ)駅へ向かい駅近くで撮影しました。
2018年4月22日に豊田駅~甲府駅間で運転された団体臨時列車「189系M52編成ラストラン」を最後に営業運転を終了しました。
号車札下のサボ受けには、ラストラン特製サボ、一部の窓にはラストランツアー貼り紙が
甲府から折り返してくる189系を待つ間に桂川河川敷で昼食を取りながら森林浴を満喫
往路を撮影した約3時間後に、豊田へ戻る189系M52編成がやってきました。
189系引退後、JR東日本で唯一の国鉄特急車両となった185系。撮影したい気持ちがあっても、コロナ禍でもお構いなしに、線路内立ち入り・器物損壊など鉄道会社や沿線住民に迷惑かけたり、三密・ノーマスクで撮影する一部の傍若無人な撮り鉄のおかげで撮影意欲が失せてしまいました。
今思えばコロナ感染予防などの制限が出る前に、189系・E351系最後の勇姿を見られて、本当に良かったと思います。
あれから3年・・・コロナ禍で気を緩める事なく未だに外出を控えていますが、4月16日から西武鉄道10000系レッドアロークラシックがラストランロゴを掲出するので、職場近くで撮影しておこうかなと思っている踏切の番人でありますコロナなどお構いなしに県外で遊び呆けている馬鹿連中が羨ましいですな
今回も最後までご覧下さり、ありがとうございました。