令和3年4月10日

旅への誘い「レトロ旅行服展」

見学

(SL・DL「やまぐち」号7のブログ)

(地方創生関連ブログ)

※今回も、個人的な行動等に関するブログです

【投稿日 令和3年4月13日】

【タイトル修正 令和6年4月24日】

 

 

1 はじめに

 令和3年(2021年)4月10日、新山口駅を訪問した際、「旅への誘い「レトロ旅行服展」」(以下単に「レトロ旅行服展」と記載する場合あり)を見学しました。今回は、このレトロ旅行服展について投稿します。

※撮影可の表示があったため、自分で展示内容を撮影し、この日のDL「やまぐち」号に乗車されたSLアテンダントの一人に、私のブログでの公開の可否を確認したうえで公開。

※下記の通り山口県立大学の学生が再現した旅行服であることから、引用の形式にて記載。

※企画展の会場においては、下記の通りコロナ対策もしっかりされていた。

※私の、今回の新山口駅訪問理由等は、下記の通り。

 

 

2  「旅への誘い「レトロ旅行服展」」の展示内容等

(1)展示内容(箇条書き)

①大正後期「煤煙の汚れが目立たない少女のよそ行き」

②大正後期「高貴な婦人のギャザーブラウスとスカート」

③昭和初期「フォーマルでも動きやすいハイキングのツーピース」

④戦後「花嫁の清楚なワンピース」

⑤高度経済成長期「シャーベットトーンのセットアップ」

 

(2)展示内容(写真及び説明)

①大正後期「煤煙の汚れが目立たない少女のよそ行き」及び

②大正後期「高貴な婦人のギャザーブラウスとスカート」

※当時の雑誌等をもとに、山口県立大学の学生が再現した大正後期の旅行服(「煤煙の汚れが目立たない少女のよそ行き」及び「高貴な婦人のギャザーブラウスとスカート」)が展示されていました。その内容は、次の写真等の通りです。

<引用>

※R3.4.10「レトロ旅行服展」会場にて自分で撮影。山口県立大学の学生が当時の雑誌等を元に再現。

※内容は、大正後期「煤煙の汚れが目立たない少女のよそ行き」「高貴な婦人のギャザーブラウスとスカート」。説明は次の説明文の通り。

 

 

<引用>説明文

※R3.4.10「レトロ旅行服展」会場にて自分で撮影。内容は、大正後期「煤煙の汚れが目立たない少女のよそ行き」「高貴な婦人のギャザーブラウスとスカート」の説明文。山口県立大学学生が作成。

※引用理由:旅行服の内容・説明についてきちんと伝えるためには、これを引用する必要があるため

 

 

 

(説明文を参考に補足説明)

※当時の列車は、SL(蒸気機関車)が客車を牽引する汽車であったことから、煤煙対策が必須であった。この時代の旅行服は、煤煙の汚れが目立たない布地や色合いで清潔感を保てる衣服であった、とのこと。また、シンプルなスカートとブラウスのような、実用的でなるべく融通の利く衣服を身に付けた、とのこと。(具体的な説明は次の説明文の通り)

 

 

 ③昭和初期「フォーマルでも動きやすいハイキングのツーピース」

<引用>

R3.4.10「レトロ旅行服展」会場にて自分で撮影。内容は、昭和初期「フォーマルでも動きやすいハイキングのツーピース」で、山口県立大学の学生が再現。説明は次の通り。

 

<引用><説明>


※R3.4.10「レトロ旅行服展」会場にて自分で撮影。内容は、昭和初期「フォーマルでも動きやすいハイキングのツーピース」の説明文。山口県立大学学生が作成。

※引用理由:旅行服の内容・説明についてきちんと伝えるためには、これを引用する必要があるため

 

 

(補足 この資料により要点を箇条書き)

上記資料により要点と思われる箇所を書きだすと次の通り

・いわゆる戦時下においても旅行は行われた。

・昭和10年頃に「徒歩旅行」(戦前、ハイキングを言い換えた言葉)が流行しはじめた

・昭和12年のいわゆる日中戦争(当時の呼称は「支那事変」)勃発以降も、旅行の目的は心身鍛錬にある、とこう意見が強まり、名前を「鍛成旅行」などと変えて盛んに行われた

・当時の時代風潮として、今までの享楽的な旅行の概念を一変して、祖国を認識して心身を鍛錬するような「国策旅行」である史跡や遺跡巡りが奨励されるようになった。

 

 

 

 ④戦後「花嫁の清楚なワンピース」

<引用>

R3.4.10「レトロ旅行服展」会場にて自分で撮影。内容は、戦後「花嫁の清楚なワンピース」で、山口県立大学の学生が再現。説明は次の通り。

 

<引用><説明>

※R3.4.10「レトロ旅行服展」会場にて自分で撮影。内容は、戦後「花嫁の清楚なワンピース」の説明文。山口県立大学学生が作成。

※引用理由:旅行服の内容・説明についてきちんと伝えるためには、これを引用する必要があるため

 

(この資料により補足)

上記資料によれば、戦前と戦後とでは、新婚旅行の目的が異なっている、とのことで、戦前は「お伊勢参り、出雲大社詣でといった人生の新たな門出を神様に誓う」のが目的で、戦後は「お互いが生涯の伴侶として暮らすためにまず理解し、知り合う」ことが目的、とのこと。

 

(この資料により補足)

上記資料によれば、「ウエストを絞り、裾のフレアな流行の形のワンピースは、旅行服にも最適です」とのこと。

 

 

 ⑤高度経済成長期「シャーベットトーンのセットアップ」

<引用>

R3.4.10「レトロ旅行服展」会場にて自分で撮影。内容は高度経済成長期「シャーベットトーンのセットアップ」で、山口県立大学の学生が再現。説明は次の通り

 

<引用><説明>

※R3.4.10「レトロ旅行服展」会場にて自分で撮影。内容は高度経済成長期「シャーベットトーンのセットアップ」の説明文。山口県立大学学生が作成。

※引用理由:旅行服の内容・説明についてきちんと伝えるためには、これを引用する必要があるため

 

(この資料により補足)

高度成長期、機関車牽引列車の機関車については、SL(蒸気機関車)に代わってDL(ディーゼル機関車)が運行されるようになった。それに伴い、旅行服は、汚れが目立たない地味な色から、明るく楽しい色合いに変わっていった、とのこと。

 

(ソロ鉄ブログ管理者補足説明)

ちなみに、山陰本線京都口において蒸気機関車が消滅したのは昭和46年(1971年)4月、山口線における蒸気機関車さよなら運転は昭和48年(1973年)9月、とのこと。なお、高度経済成長は、昭和48年のオイルショックで終わりを迎える。

 

 

 

(3)今回の企画展に関して(補足)

・「旅への誘い「レトロ旅行服展」」の企画展は、山口県立大学SLアテンダント活動の一環として実施され、会場には、山口県立大学の学生が再現した、大正時代から昭和初期、高度成長期にかけての旅行服が上記の通り展示されていました。過去の雑誌資料等を調査のうえ、当時の旅行服を再現された、とのことであります。また、朝日新聞デジタル(下記参照)によると、山口県立大学の学生が、1920年代前半から60年代の旅行服を研究して自らデザインし、オーダーメイドで婦人服4着と子供服1着を仕立てた、とのことであります。

・今後のSLアテンダント活動について、今回仕立てた旅行服を着用して活動する計画がある、とのことであります。(R3.4.10現在におけるSLアテンダントの衣装は、「着物をリメイクした大正ロマン風衣装」)

・企画展の会期は2021年3月13日~2021年4月11日、場所は新山口駅観光交流センター中2階交流活動ホールで、具体的には下記(4)のリーフレットの通りです。

・企画展会場全体図は次の通りです。

R3.4.10自分で撮影

 

・あいさつ文においても、今回のレトロ旅行服展に関して述べておられ、わかりやすく述べておられます。詳細は次の引用の通りです。(上手に撮れませんでした。申し訳ございません。)

<引用>

※R3.4.10自分で撮影(上手に撮影できませんでした。申し訳ございません。)

※山口県立大学の学生が作成。(主担当は、山口県立大学地域文化創造論研究室の学生さんです。)

※引用理由:レトロ旅行服展の趣旨等についてきちんと伝えるためには、これを引用する必要があるため。

 

 

 

 

(4)「旅への誘い「レトロ旅行服展」」案内リーフレット(一般来場者に配布用)

 企画展の会場には、一般来場者への配布用のリーフレットも置かれておりました。このリーフレットにも、レトロ旅行服展の趣旨等について分かりやすく記載されております。その内容は、次の引用の通りです。なお、問い合わせ先等についてもこのリーフレットに記載の通りであります。

<引用>一般来場者へ配布用のリーフレット

※「旅への誘い「レトロ旅行服展」」リーフレット。一般来場者への配布用。

※人が写っている箇所については、肖像権の関係でモザイクをしております(衣装の箇所はできるだけぼやけないようなモザイクにしています)。

※引用理由:レトロ旅行服展の趣旨等について伝えるためには、このリーフレットを引用する必要があるため。

 

 

 

(5)旅への誘い「レトロ旅行服展」の企画展におけるコロナ対策

R3.4.10自分で撮影

 

R3.4.10自分で撮影

 

R3.4.10自分で撮影

 

(6)山口県立大学ブログ

 山口県立大学のブログ(令和3年3月)においても、「旅への誘い「レトロ旅行服展」」の企画展について掲載されております。URLは次の通りです。

 

 

(7)新聞報道

 「旅への誘い「レトロ旅行服展」」の企画展について、地元新聞でも報道されているようであります。また、インターネットにおいても、朝日新聞デジタルや中国新聞、宇部日報等が記事内容を公開しております(R3.4.11時点)。そのURLは次の通りです。

<朝日新聞デジタル>

 

<宇部日報>(ヤフーニュース)

 

<宇部日報>(全国郷土紙連合サイト)

 

<中国新聞デジタル>

 

 

 

 

3 今回の新山口駅訪問理由等(個人的事情)

 令和3年(2021年)4月10日、DL「やまぐち」号に乗るため、コロナ対策をしたうえで再度新山口駅を一人で訪問した際、上記の通り、「旅への誘い「レトロ旅行服展」」を見学したところであります。その際は、マスクを着用し、また今回から感染予防用ゴーグルも着用の上、訪問しました。

 なお、今回のDL「やまぐち」号乗車については、後日、乗車理由も含めて改めてブログを作成する予定にしております。

<参考>

 

※R3.4.10新山口駅にて自分で撮影した下りDL「やまぐち」号。

 

 

 

 

 

<参考文献>

朝日新聞デジタル

宇部新聞(ヤフーニュース)

全国郷土紙連合ホームページ

中国新聞デジタル

山口県立大学のブログ

レトロ旅行服展リーフレット

SL「やまぐち」号公式ホームページ

『蒸気機関車保津峡[それから30年]』

 

 

 

※引用箇所について、転載等禁止。

(R3.4.14字を大きくしました。)

 

本日も最後までご覧いただきありがとうございました。