「南風」に乗って岡山駅にやってきた。いつも乗る東海道新幹線と同じ車両になってしまうが、今回はどうしても理由があって山陽新幹線「のぞみ」に乗ることにする。

 

 エクスプレス予約の発券機と悪戦苦闘

 

山陽新幹線では現在博多発着の「のぞみ」だけで車内販売を行っている。「山陽新幹線直前割」も適用されない「のぞみ」に安く乗るため、「バースデイきっぷ」の有効区間の端、児島駅(瀬戸大橋線、岡山県倉敷市)から大阪市内までの学割乗車券と「e特急券」を買うことにした。

 

学割乗車券は伊予大洲駅で打ち出して児島駅から使っているのだが、エクスプレス予約のパスワードを忘れて「e特急券」が発行できない。

岡山駅では在来線⇄新幹線乗り換えの在来線側で受取機があって使用可能。

▲あまりにも混乱したので、結局は改札外の券売機でやり直した。
 

何個か試行して、受け取りに成功したのは発車5分前だった。特急「南風」から接続時間10分の「みずほ」だったら間違いなく乗り遅れている。「南風」から「のぞみ」へ接続時間30分で結果的には助かった。

 

 ようやく「のぞみ」車内へ

 

 

 

車内販売準備室の近い7号車を指定して、ワゴンが来るのを待つ。岡山からでは営業しないのでは?とも思ったが、ちゃんと放送があった。1月以来の山陽新幹線だ!

 

まず、アイスは迷っていたが、結局前回食べて美味しかった「白バラコーヒーアイス」を購入。さらに「めんべいチップス」「(パーサーイチオシ)4種のチーズサンド」をおみやげにする。

 

 
よく見ると、メニューにはなかった広島フェアの「かっぱえびせん×瀬戸内レモン」が実際にはワゴンに残っている。両親に好評だったのでこれも買い足す。合計1200円だ。
 

 

 

サービス休止前の1月末に使ったこと、限定再開なので直前割50でなくのぞみにしたことを伝える。かれこれ2ヶ月の休止でお待たせしましたと。彼女も心から再開が嬉しいようだった。

 

 

そうこうしているうちにあっという間の新大阪駅だ。車内販売のパーサーは東海道新幹線の方と入れ替わる。山陽新幹線のほうに礼をして降りた。なんだかんだでこの東京行き「のぞみ」には長蛇の列ができていた。

 

 

 

 

 少しでもサービス再開は嬉しい

足元で再び利用客が減っており、「みずほ」「さくら」「ひかり」や広島発着での車内販売サービス再開は見通せないが、1日も早いサービス再開につながるよう望みたい。

 

それでも少しでも再開しただけうれしい。とくに駅ナカの飲食店が早く閉まるケース、接続列車の運休のため乗り換え時間が短くなって弁当などを買えないケースも多く、かえって車内販売の価値は高まっているかもしれない。

 

その後、将来的には厳しいものの、当面は博多発着「のぞみ」、のぞみグリーン車での車内販売は続けるようです(2023年11月1日追記)。