久しぶりの直江津駅だったのと妙高はねうまラインから日本海ひすいラインへの乗り継ぎ時間がしばらくあったので、駅の外へも出てみました。こういうときは1日フリー乗車券は重宝します。

 大きな音が近づいてきたので線路の方を見ると、

JR貨物・富山機関区の交直両用機関車EF510-16「RED THUNDER」が牽引する下りコンテナ貨物列車が到着、停止しました。機関士の交代のようでした。

 

 北陸地区の電気機関車といえば古くは交流専用機のEF70型電気機関車、後には交直両用機関車として直流1500V・交流50Hz/20000V・60Hz/20000Vの3電源を走行可能なEF81型電気機関車が導入され、旅客列車や貨物列車で大阪から青森までの日本海縦貫で活躍していました。
 寝台特急などの旅客列車の機関車牽引列車がほぼ姿を消し、EF81型の老朽化によりEF510型にその役目は引き継がれました。
 国鉄分割民営化以降、国鉄型交直両用電気機関車オリジナルのローズピンクやJR貨物色のJR貨物・富山機関区の車両、交流専用機のような赤色を纏ったJR東日本の長岡車両センター配置車、大阪と札幌を結んだ豪華寝台列車トワイライトエクスプレス専用色を纏ったJR西日本の敦賀運転センター配置車などバラエティに富んでいましたが、いまやこのEF510型の独壇場といった感じです。
 ただ、東北本線で上野~札幌間を結んでいた寝台特急「カシオペア」牽引機の銀色や「北斗星」の青色そのままに寝台特急牽引機時代のステッカーを剥がされたうえで田端から富山へ移った500番台機関車も走っているので、何が来るかはお楽しみといったところでしょうか?


 ウロウロと駅前を徘徊していたら貨物列車が動き出したので急いでスマホで動画を撮影しました。
 21両のコキが連結された列車が北をめざして発車していきました。

 日本海ひすいラインの列車の発車時刻が近づいてきたのでホームに戻ってきました。
 かつて直江津駅折り返しの北陸本線のローカル列車が発着していた1番線は信越本線や北陸本線を往き来した優等列車が発着していた2~6番線と比べるとなんとなく寂れた雰囲気です。
 2~6番線は国鉄時代の在来線特急・急行列車全盛期には12両編成の列車が発着していたのでホームは長いけれども現在ではせいぜい4両編成という短い編成の列車ばかりです。日本海ひすいラインの列車に至っては多くが単行(1両編成)で運転されています。

 多くの特急列車の乗車位置を示す案内板が並んでいたのも過去のこと…現在では新潟と妙高はねうまラインの上越妙高や新井を結ぶ特急「しらゆき」の案内板のみが掲げられています。

 このあと、日本海ひすいラインの列車に乗車するため1番線へと向かいました。