前回はこちらです↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2021/04/11/223003
前回の高輪ゲートウェイ駅付近にある長く、低いアンダーパス「高輪架道橋」で車庫をくぐると、東海道新幹線の車庫への回送線に並行して、東海道貨物線「大汐線」が走っています。
これをできる限り辿ってみることにしました。
大汐線の解説は詳しい方の記事をご覧いただきたいのですが、汐留駅と大井の東京貨物ターミナルを結んでいる線のことです。これは東海道貨物線の一部で、その先は川崎貨物駅、鶴見線浜川崎へとつながっています。
汐留駅は廃止されましたが、その先の浜松町駅からは90年代半ばまでカートレインが発着しており、東京貨物ターミナル、浜川崎を経由して各地へ旅立って行きました。
現在、浜松町〜東京貨物ターミナル間も休止状態ですが、JR東日本の羽田空港直通構想により復活することがアナウンスされています。大汐線は田町付近で東海道本線と合流し浜松町まで並走しますが、間には新幹線があり、相互の乗り入れはできない構造でした。これは田町付近で新幹線をアンダークロスして、上野東京ラインへと抜ける線路が新設されるようです。
まずは東海道本線との分岐点です。地図の田町〜高輪ゲートウェイ間で、東側に分岐する場所があります。
上の写真は、この分かれ目を南向きに見たところです。
写真右から、山手・京浜東北線、東海道本線、東海道新幹線と新幹線車庫への分岐線、そして休止中の大汐線です。
次に前回でご紹介した、すごい地下道「高輪架道橋」の東側出口付近の鉄橋です。新幹線の回送線と大汐線が並走します。
大汐線側は架線が剥がされ、架線柱も赤く錆びています。
運河を渡りながら、品川駅よりもだいぶ海側に進みます。
大きな交差点とモノレールをオーバーパスします。
そして港南橋付近のダイナミックな鉄橋に至ります。
新幹線側から見るとこんな感じです。休止線側の架線柱が赤く錆びています。
大汐線側です。休止しているとは思えない立派な構造物です。
大汐線側には草も茂っているようです。
ここからはモノレールの走る天王洲アイル側から運河を挟んだ対岸を走ります。
大汐線側も構造物自体は問題なく再利用できそうに見えます。
モノレールです。
新幹線は車庫に向けてラストスパートです。
やっと大汐線を上から眺められる場所に来ました。
東京貨物ターミナルと新幹線車庫側を見た写真です。
大汐線側も一本だけ光るレールがあるように見えました。架線もあります。この先の火力発電所までは使われているのか、入れ替えの機関車がここまで入るのか?
浜松町側を見ます。
高速湾岸線をオーバークロスしています。大汐線の線路は草に突っ込んでいるように見えます。
貨物ターミナルの入り口、海側には、JR東日本の訓練センターがありました。
ワムハチ、スーパーレールカーゴ、コンテナに乗せるタイプの試験室?です。
この先にはりんかい線の車庫があり、羽田空港から、そこ経由でりんかい線に入り、新宿方面や新木場方面に直通させる構想もあるようです。
今回辿った中では、やはり港南橋あたりの大鉄橋が、ハイライトな風景となりそうです。
まずは計画では上野東京ラインとの直通のようですので、E233や E531が走るのかも知れません。
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