KATOナノプランツ試してみました
先日KATOフォーリッジ製品名変更に伴う確認でプランツシート調達しましたが、送料薄める為に必要な、または興味ある製品を同時発注しました、その一つがナノプランツです。 ナノという命名から細かい素材と想像されますが、皆目見当つかず製品説明読みました。
【筆者常用通販店製品ページより】
ところが製品説明はフォーリッジクラスター置換製品テラプランツと一言一句違いません、通販店転記ミスかもしれませんが、製品購入決め手の情報がコレでは困り不親切ですね。
【筆者常用通販店製品ページより】
ナノプランツには通常の緑系に加え、日本の紅葉と題した各色がラインナップされてます。 興味を持ったのはコレでどんな素材か解りませんが『からちゃ』2袋同時発注しました。
【夜の生野駅前広場】
紅葉と言うと赤系を連想し勝ちでレイアウト作例も見栄えする赤系です。 勿論かえでの様に赤く紅葉する樹木も多くありますが、一面赤い紅葉のほとんどは名所作りの植樹です。 自然林紅葉は黄色味赤味がかった茶色基調なので、渋好みの筆者は『からちゃ』です。
従来線では明緑色フォーリッジクラスターの葉に薄めた赤色塗料を滲み込ませて里山紅葉の再現を行ってます、派手さより落ち着きの選択です。
延伸線用に明緑色フォーリッジの葉にクリアオレンジを浸み込ませたチョイ紅葉樹を試作しており、その一部は河岸段丘上に植樹してあります。
到着した日本の紅葉ナノプランツからちゃです、塗料着色でなく素材の紅葉表現がどうなるかの確認が目的です。 かなり細かい素材で、そのまま葉にするのは難しそうです。
開封するとフォーリッジのスポンジ粒よりはるかに小さく、パウダーと言うほど細かくはない、カントリーグラスに近いサイズの粉末でした。 扱いに困りそうなのでキムチ容器に収納、丁度1袋分が入りました。 さてこれをどう使うか、しばし考えてから試作しました
爪楊枝では小型樹木しかできないので、2.5mm径の短い焼鳥串を幹に使い高さ60mmクラス中型樹木試作の為に色塗りをしました。
①先端からほぼ12mm間隔で4本、三角ヤスリで溝を掘ります。
②0.5mmフラワーアレンジメントワイヤー2本を溝に合わせ捩り上げ瞬着固定で枝にし、再度幹の色塗り、最初の塗装は見える様にする為です。
③葉に使う明緑色フォーリッジクラスターを適当に千切り。
④ボンド水溶液をタップリ浸み込ませます。
①軽く絞ってからナノプランツ容器へダイビング、天婦羅衣の様に十分絡ませます。
②一昼夜自然乾燥させると、からちゃ色の衣が付いた葉の素材ができました、定着せずパラパラ落ちるナノプランツは再利用せずロスにします。
③一番下の枝4本に大き目の葉の塊を瞬着固定しました。
④順次上へ計17個の葉の塊を接着し枝ぶり整えると完成です。
葉ピース17個付けるの結構手間で、3本完成時点で出来栄え確認しました。 照明で印象変るので太陽光で撮影しました、モコモコしたブナが紅葉した姿に見えひとまず合格です。
自然の樹相は豊かなので違う雰囲気の紅葉樹を作れないかと目を付けた素材があります、使いこなしが難しく残ってた自然素材のライケンです。
①枝に付ける葉のサイズにライケンを千切ります。
②ボンド水溶液に浸けた後絞ると丸く固まってしまうので、わずかなボンド水溶液を入れた容器に浸しピンセットで馴染ませます。
③それを天婦羅衣付ける要領でナノプランツを絡ませ。
④広げた状態で一昼夜自然乾燥させるとこんな状態になります。
この葉パーツを枝に固定すると、フォーリッジクラスターとは趣の異なった紅葉樹が出来上がりました。 固定には瞬着ではなくGボンドクリアーを使い点でなく面接着してます。 更にナノプランツ定着性が不足気味だったのでクリアトップコート艶なしを吹きました。
フォーリッジクラスター葉パーツ紅葉樹と並べてみました、葉パーツ厚みがないので若干小振りにしてます。 コレも使えそうなので各1本を従来線に試植し様子見をしました。
候補地に選んだのは山のお寺、手前の広葉樹を色付けてますが針葉樹の裏山なので晩秋の季節感が不足気味な風景になってました。
左右に各1本植樹しました、周囲から浮き立つことなく、しっとりした晩秋の雰囲気が出てきた様に感じますが如何でしょうか。
ではまた。