SLばんえつ物語の乗車記を全3回でお伝えしています。今回は最終回のその③です。
 
その① では、普通車展望ラウンジカーを、


その② では、グリーン車をお伝えしました。


それではその③スタートします。

■オコジョルーム
会津若松方の1号車はオコジョルームというフリースペースと展望室になっています。
新津方の7号車にも展望室はグリーン車の乗客専用ですが、こちらは誰でも利用することができます。
 
ただ現在はコロナ禍のため、整理券をもらった方しか利用することができません。
1回あたり20名限定で20分間、全5回開催されます。
 
整理券の配布ですが、1回目~3回目までは新津駅発車後に、4号車で配布されました。
4~5回目は津川駅発車後に配布されます。
 

 
指定された時間になったので、整理券を持って1号車のオコジョルームへ。
展望だけなら、4号車の展望ラウンジの方が上ですが、こちらはお子様向けの楽しい仕掛けがあります🧒
 
 
中央には、オコジョのキャラクターがデザインされた大きなすべり台があります🙌
 
 
会津若松行の場合は、オコジョルームはSLのすぐ後ろですが、新津行の場合には、この車両が最後尾になるので、流れゆく景色を楽しむことができます🍃
 
 
機関車の直後なので、窓ガラスも結構汚れています。
乗客の皆様が着用しているマスクも、「すす」で黒くなってきました😥
 
 
こんな顔出しパネルもあったりして、記念撮影にもぴったりです📸
 
20人限定なのでゆったりと楽しめますが、自由に立ち入りできる日が来るのも待ち遠しいですね。
 
 
塗り絵や折り紙ができるコーナーもあります😀
 
 
 
■売店
5号車の一角には、売店があります。
お菓子やお弁当の他、グッズの販売もあって、多くの方が利用されていました。
 
 
冷蔵庫や冷凍庫も完備していて、冷たい飲み物やアイスクリームもありました。
 
また、展望ラウンジのポストから投函できるようにポストカードや郵便切手の販売も行われています。
 
■旅の過ごし方
いろいろ楽しみ方ができるSLばんえつ物語ですが、私のスタイルはこんな感じ↓
 
 
SLばんえつ物語弁当は、列車名を冠するだけあかと思いきや、期待を大きく超える充実の中身でした😃
風味爽快ニシテ」は新潟県限定のビール。
地ビールにありがちな濃厚な味ではなく、普通のビールのようなさっぱりした味わいなので、お料理を邪魔しません👍️
 
列車は残雪が残る山々を眺めたり、満開の桜のなかを走り抜けていきます🌸
 
天気も良く、沿線では多くの撮り鉄の皆様がいらっしゃいました。
 
 
阿賀野川の流れは、右へ左へ。
 
 
区間によって変わる阿賀野川の表情も見どころのひとつです。
 
■津川駅
途中の津川駅ではSLの点検や給水が行われるため、16分間停車。
恰好の撮影タイムです(他にも、山都駅で10分間停車します)。
 
 
ホームには、オコジョをデザインした待合室があります。
 
 
中はこんな感じで、テーマパークのような待合室になっています😉
 
 
また、停車時間を利用して、ホームでは地元産品が販売されていました。
津川駅は「狐の嫁入り」で有名なのですね🤔
 
 
走りっぱなしでなく長時間停車があると、その時間を思い思いに楽しむことができます🙌
 
 
ここからSLは山越えをして、新潟・福島の県境を越えていきます。
山あいを抜けて展望が広がると、終点の会津若松はすぐそこです。
 
 
■まとめ
SLばんえつ物語は「森と水とロマンの鉄道」と呼ばれる磐越西線の風光明媚な区間を、たっぷり3時間半かけて走ります。
また、売店やラウンジカーなどが充実しているので、車内を回遊して、長距離列車の旅を楽しむことができます。
 
きれいな風景と充実した列車設備に、沿線の温かいお見送りをプラスして、ゆったりとした旅ができる観光列車でした。
ただ小さなお子様には、もう少し乗車時間が短いSLの方がおすすめかもしれません😉