延伸も車両増備なしで微減便へ 仁川交通公社1号線延伸に伴うダイヤ改正(2020年12月12日)

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仁川交通公社は2020年11月19日、プレスリリースにて12月12日に地下鉄1号線を延伸しダイヤ改正を行うと公表した( 仁川1号線松島タルビ祝祭公園駅開通案内 )。今回はこれについて見ていく。

1. 仁川1号線の延伸へ!

今回の2020年12月12日仁川交通公社ダイヤ改正では、地下鉄1号線を延伸した。

今回開業したのは国際業務地区~松島タルビ祝祭公園間の1駅間、0.8kmとなっている。この延伸により仁川1号線では全長29駅間、30.2kmの路線に拡大した。これにより全線所要時間は54分から56分に延びた。

なお韓国でも路線延伸と共に運用増加することから従来車と顔立ちの異なった新型車両を数本投入するのが主流なのだが、今回の仁川1号線延伸による車両増備は行わず、運転間隔を伸ばし減便することで運用数を据え置いた。これにより昼間は約8分間隔から約8分30秒間隔に広がり、輸送力は5.9%低下することとなった。

おそらく前回の2009年6月1日の国際業務地区延伸以降に仁川2号線が開業し、乗客の一部(特に仁川国際空港~仁川市庁や仁川市中心部への利用など)が仁川1号線経由から仁川2号線経由に移動したことにより、仁川1号線が多少空くようになったことからわずかに減便することとしたのだろう。

なお2020年4月にソウル交通公社各線では平日の終電を1時間程度繰り上げたほか、広域電鉄でも概ね全日で40分程度終電を繰り上げたが、仁川1号線ではそもそも平日と土休日に終電の差がなかったこともあり終電繰り上げを行わなかった。


2. 結び

今回の2020年12月12日仁川交通公社ダイヤ改正では、仁川1号線の延伸を行った。

一方で車両増備を行わなかったため、運用数を変えないために少しずつ減便することとなった。

今後ソウル7号線の延伸に伴い石南で仁川2号線と直接乗り換えができるようになる中、仁川交通公社でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。

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