昨年から既に報道されていましたが東風連駅が移転の上、名寄高校駅に改称されます。
4月8日、JR北海道が正式に発表しました。
→ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/210408_KO_Station.pdf
実施時期は来年3月、新駅は名寄高校まで約200mとなり通学生には便利になります。
名寄高校は東風連駅と名寄駅の中間にあり、どちらの駅からも歩いて20~30分かかっていました。
そして東風連駅の利用者の大半は名寄高校の通学生とのこと。
それならばこの移転は利用実態に合った前向きな出来事だということだ。
移転費用は名寄市が負担、駅の所有も名寄市になります。
市ではこれに合わせ駅整備を行いコミュニティスペースも設ける予定です。
これで列車通学の生徒が増えるかもしれませんね。
特に冬は自転車通学などから鉄道に変える生徒も一定数出てくるでしょう。
JR北海道の駅は廃止や地元自治体に管理移管など、最近は後ろ向きな話題ばっかりでした。
それが久々に、今回は乗降客が増えるという前向きな話題。
名寄高校には私の知り合いも勤めています。
駅が完成したら、ちょっくら寄ってみようかなぁ…。
柏陽駅(北見柏陽高校)、潮見町駅(紋別北高校)、旭丘駅(興部高校)などなど、通学定期の安さと相まって、廃線になった路線ですら、高校もよりに駅があるってのはデフォだと思ってました。(かつての)滝高ってどうしてたんですか?
高校もかつては複数あり、通学生は名寄駅を利用しそれぞれの校舎に通っていました。
今の名寄市には高校が2校ありますが、23年度には統合されることが決まっています。
統合後の校舎はどちらを使うかは道教委からは発表されていませんが、
今回の駅の移転により内々には現名寄高校の校舎を使うことが既定路線だと思われます(築年数が浅い)。
なので、市としては存続される名寄高校最寄りの場所に資金を出し駅を作ることを決めました。
この間の市と道教委、それにJRとの細かい協議内容は表に出てはいませんが。
名寄市唯一の高校となればそこに駅を移転するのは市としては合理的施策となります。
税金を投入する以上、説明責任は当然発生するので。
市内で唯一の高校となるので今回の決定に至ったということなのでしょう。
さてご教示された各高校の中で私が一番馴染みのあるのは紋別北高校(もんきた)でしょう。
紋北は地域有数のの進学校で各地から通学生を集めていました。
その最寄り駅の潮見町駅は付近に市街地や工場などが立地していたこともあり、
柏陽駅や旭ヶ丘駅が仮乗降場だったのと違い当初から正式な駅として開業しています。
駅の隣にあった商店では国鉄から委託され乗車券も発売していました。
この駅は紋北生が利用する駅でしたが地域の方の利用もかなりありました。
高校最寄りの駅といってもその成り立ちは様々なものがあり、一様にどうこう言えるものではないということが分かります。
さてご指摘の『滝高』は閉校になった北海道滝上高校のことかと思われますが、
滝高は私の在学中は鉄道での通学生は皆無でした。
通学範囲は滝上町内と紋別市上渚滑地域、公共交通機関を使って通学する生徒は全て、北紋バスを利用していました。
それは滝高創設以来、変わらないことでした。
通学生は何でもかんでも鉄道、ではないのです。