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せっかくのフリー切符があるので、限られた時間ではありますが、一畑電車の駅をめぐっていこうと思います。
まずは伊野灘駅で下車。
あいにくの曇り空ですが、桜の木と遠くに見える宍道湖が素敵な駅です。
この駅は前回紹介した映画においても頻繁に登場しており、ぜひ一度訪れてみたい駅でした。
農地の間を行く小川には、木製の素敵な橋が架けられています。
そしてなんと、その川には白鳥が泳いでいました! かわいいです。
白鳥を眺めていたところ列車の音が聞こえてきたので、急いで駅に戻りました。
折り返していきます。
2つ戻って園駅で下車。
折り返し列車の時刻が開くことが確認できたので、近くの宍道湖まで歩いてみることにしました。
宍道湖は海水と淡水が入り混じる汽水湖であることでも知られており、この特徴的な環境には様々な生物が暮らしています。
なかでもシジミは全国的にも有名で、この日も金属の籠を積んだシジミ漁船がたくさん停泊していました。
シジミがいるかなと思い水中を覗くと、カワニナが1匹いるのみ……。いずれにせよシジミはふつう泥の中にいることが多いので、外から発見するのは困難です。
駅に戻ってきました。色褪せたトタンの壁がいいです。
内部も古い感じです。長い木のベンチも素敵です。
折り返し列車は島根のご当地キャラクターである「しまねっこ」のラッピング車両でした。
1つ進んで一畑口駅で下車。
この駅は世にも珍しい平面スイッチバックの駅で、周辺には畑が広がっているなか、異なる方面へ向かう列車が同じ方向に発車していきます。 この画像では、右側のしまねっこ号が松江方面、左のオレンジ色の車両は出雲大社方面へそれぞれ向かいます。
駅舎は木造ですが、大幅にリニューアルされているようです。使われている木材は島根県産のものだということです(駅の掲示より)。
時間が空くため、線路の末端部分まで行くことにしました。
戦前はこの先に線路が続いていたということですが、現在は道路に代わられ、線路があったころの面影はほぼありません。
まるで鉄道ジオラマのような面白い風景です。ここまで列車が入ることはあるのでしょうか。
駅に戻ってきました。
駅舎の内部も木の温もりが感じられます。このときは駅員さんはいませんでしたが、改札部分も木の柵で作られているのがいいです。また、ベンチは古いものがそのまま使われています。
引き続き松江方面の列車に乗ります。
駅前ではビルを絶賛解体中。
そんな松江しんじ湖温泉駅に到着。松江の有名な出身人物としては、俳優の佐野史郎さんや、お笑いコンビ「かまいたち」の山内さんが挙げられます。
県庁所在地というだけあり立派な駅舎です。
駅前には足湯がありました。時間の都合で入ることができなかったのが心残りです。
というわけで、出雲市駅での集合時間が迫っていたため、乗ってきた列車で折り返しです。次はもう少し松江に滞在したいです。
川跡で乗り換えて出雲市に戻りました。
出雲市駅ではコンビニでお水を買ったり、駅で検温をしてもらったりと準備をしました。
つづく
参照資料
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13.一畑口|停車駅のご案内|ばたでん【いちばたでんしゃ】( https://www.ichibata.co.jp/railway/operate/stations/17.html )