今日は甲種回送というものを撮ってみた。スクエアで都会的なフォルムが特徴的な、都営地下鉄6500形である。JR片町線の徳庵にある近畿車輛の工場で造られていたものが完成を迎え、ついに今日こうして納品のために東京へ運ばれているわけである。先頭に立つのは5087レでもお馴染みのPF型だ。
滋賀県内を通過するのは夕方だから、前から撮ろうとすれば逆光になる。しかし逆光も良いもので、問題はそれをどのようなシチュエーションで捉えるかだった。能登川あたりの田園風景の中で迎えるか、いかにも滋賀県で琵琶湖な瀬田川で迎えるか、それで迷っていた。結果、出した答えは後者だった。やはり、“らしさ”を感じられるロケーションが一番良いだろう。