皆様こんばんは、備前国鉄道です。
引き続き、3月27日(土)のことを書いていきたいと思います。
金曜日の夜ということでお疲れの読者の方も多いと思われますが、今日もどうか最後までお付き合いませ🙏
今週も1週間ご苦労様でした~
矢掛観光を終え、再び井原線の列車に乗車して西の方角へ向かいます。
矢掛駅から乗車したのはIRT355形の101号。
先ほど矢掛本陣へ行く前に撮影した車両が総社駅で折り返してきたようです。
そして乗ってみてビックリ!
てっきりロングシートと固定式クロスシートを組み合わせたセミクロスシートの車内かと思っていたら、、、
ん???
…なんか豪華すぎん?笑
ゆったりと座ることのできる転換式クロスシートが車両の先頭からいちばん後ろまでずらり。
おまけに窓にはブラインドではなくカーテンが装備されていました。
座席のリクライニングこそきかないものの、高規格路線ゆえの高速走行も相まって、もはや気動車特急に乗っているかのような気分に。
普段井原線を使っている地元の利用者の方でも、この車両に当たったら心の中でガッツポーズしてそう(笑)
快適なのでこのまま終点まで乗っていたかったですが、予定どおり2駅目の早雲の里荏原駅で泣く泣く下車😅
この「早雲の里荏原」駅は、相模国(現在の神奈川県)を統一した戦国武将・北条早雲に由来した駅名。
彼はこの辺りの出身で、後に小田原を拠点に関東地方で大きな勢力を持つことになる後北条氏の祖です。
また、現在のこの地域の地名は「江原」と表記しますが、かつて「荏原荘」という荘園があったことにちなんで駅名は「荏原」となっているんだそう。
列車を見送るために井原駅方向を向くと、駅のそばの線路沿いに菜の花が。
ちょうど上り列車もまもなくやって来る時間でしたので、菜の花と絡めて📸
その後、駅前にあるセブンイレブンで昼食を調達し、食べながら少しだけ東へ移動。
早雲の里荏原駅のそばには、井原線の列車の運行を管理する井原コントロールセンターがあり、車両基地も併設されています。
おっ、この日最大のお目当てである「アート列車」が見えてきました。
アート列車については次回の記事で書きますので、今回は詳細は割愛させていただきます。
金ピカの車体をいろんな角度から撮影~
現在井原鉄道が保有しているIRT355形ディーゼルカーは、1998年に新潟鐵工所(現 新潟トランシス)の地方鉄道向け車両「NDCシリーズ」を元に製造されましたが、井原鉄道車独自の仕様として製造当初からトイレが設置されています。
一般車両0番台10両とイベント用の100番台2両の計12両で運行スタートし、2005年に200番台「夢 やすらぎ号」(岡山市出身の水戸岡鋭治氏がデザイン)が増備されて計13両体制に。
ただし、2013年にIRT355-07が廃車されたのちミャンマー国鉄に譲渡されたため、現在は12両が在籍していることになります。
先ほど乗った101号は100番台なので、イベント用の車両みたいですね。
普段も定期運用に就いているのはわかりません。
形式名に冠されたIRTとは「井原鉄道の列車」を意味するIbara Railways Trainの頭文字をそれぞれ取ったもの。
数字部分の「355」は、この車両の出力355PSにちなんでいます。
↑早雲の里荏原駅と車両基地の間ある踏切。一見複線のように見えますが、もちろん奥の線路は車両基地への回送線です。
part4はここまで。
いよいよ次回は「アート列車」をご紹介する予定ですのでお楽しみに。
最後までご覧下さいまして、ありがとうございました。