札幌を早朝に発つ。
IMG_2220
実は特急おおぞらも石勝線も初乗車である。
IMG_2224
釧路からは,予め切符を押さえておいたSL冬の湿原号に乗車する。
JR北海道社長の「清水の舞台から飛び降りる気持ちで継続投資を決めた」という記者会見を見て,居ても立っても居られなくなった。一鉄道ファンとして,お金を落とす義務を感じて来た次第である。
IMG_2232
乗り換え時間は長くないので,さっさとC11を撮影する。
危うく乗り遅れそうになった。
IMG_2264
座席を指定せずに予約したにもかかわらず,幸運にも43系客車を引き当てた。
車内にはダルマストーブがあり,スルメを焼いたり暖を取ったりできる。
IMG_2271
真っ白な湿原や,優雅に舞うタンチョウを眺めていたら,あっという間に終点標茶駅に到着した。
標茶町ではSL利用者向けに無料タクシーサービスを実施しており,筆者も幌加内そば屋まで送ってもらった。
IMG_2293
川湯温泉で下車する。
IMG_2303
北海道では名の知れた温泉街であるが,特徴は何と言っても源泉の酸性度。
なんとpHは1.7だという。
IMG_2306
過疎化にコロナが追い打ちをかけ,ホテルは次々と廃墟に変わっていた。
IMG_2320
川湯温泉駅へ戻る道すがら,硫黄が吹き出すアトサヌプリに寄った。
ここは硫黄の噴出孔のすぐ近くまで接近することができる。
IMG_2330
川湯温泉から,快速しれとこ摩周号で知床斜里駅まで向かう。
IMG_2331
流氷物語号に乗る。
知床斜里駅では駅員さんによるトロンボーンの見送り,車内でもボランティアの皆さんによる心温まる車内放送が印象的であった。
IMG_2355
運良く車内から流氷を眺めることができた。
以前,紋別で砕氷船に乗ったのを思い出す。
IMG_2359
途中,浜小清水駅で長時間停車。道の駅で土産を買うなどした。
IMG_2360
そして起点の網走駅に戻ってきた。
IMG_2367
網走の北方民族博物館を見学したのち,石北本線で西女満別まで乗り,冬の北海道鉄道旅は終わった。