2021-03-12 湘南ライナー6号 | シーラカンスと僕

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ちょっと空いた時間に読むブログを目指し、ちょっと空いた時間に更新します。




ダイヤ改正から1ヶ月が経ちますが、
未だに3月前半から抜け出せません。



そんなわけで乗車記です。



185系による"湘南ライナー"に乗った3日後、
今度は215系による"湘南ライナー"へと乗ります。


この日はダイヤ改正当日。


混雑するであろう185系のお別れ乗車を事前に済ませておいてよかった。








発車の5分前に"湘南ライナー6号"が到着。


発車案内板に見慣れぬ「満席」の2文字が赤く強調されています。


階段近くに溜まっているのはグリーン車の乗車列。


215系は国府津側から入線してくると知らず、熱海方面にカメラを構えておられます。



ちなみにこの6号、次の24号と更にその次の8号と215系が続く朝7時台前半。


反対側のホームには40分後に発車する185系ライナーの乗車列が既に伸びていました。


おそろしっ。







215系は全車が2階建て。


かなり特異な車両であるが故に、行き場所を失ってしまった可哀想な車両でもあります。


今回は敢えて平屋部の席にしました。


2階は帰りに残しておきたいし、階下席は過去に乗ったことがあるので消去法でこうなりました。


ちょっとした個室みたいで好きなんだよね、2階建てグリーンの平屋。






小田原を発車すると、すぐに215系と離合しました。


あちらは恐らくこの後の8号になるやつかな。



紫色の電車って他で見ないからか目立つよね。













平屋部には2列8人の席が設けられており、小田原発車後はご覧の乗車率。




さみしっ!




引退当日とは思えぬ閑散っぷり。


215系を選んでよかった。







小田原発車直後に貨物線へと転線し、混み合う普通列車を横目にスイスイと走ります。


茅ヶ崎と藤沢はライナー専用ホームに到着。


待機列を見ていると、どちらの駅からも多くの人が乗ってくる様子。


それでも以前に乗ったとき程ではないように感じたのはご時世の影響なのかな。


ちなみに同業者はホームに何人か確認できたものの、乗車してくる素振りはありません。



藤沢を出た時点で、定員8人の平屋部に乗っていたのは4人。


ちょうどいい。






藤沢からは都心までノンストップで走ります。


東戸塚を過ぎると旅客線とはお別れ。


こちらは横浜中心部を迂回するように貨物線のトンネルへと突き進んでいきます。



これもライナー乗り鉄の楽しみのひとつ。









トンネルを出ると、ちょうど京急線とすれ違いました。


ここは鶴見の辺り。


最近までは知る人ぞ知る走行ルートでしたが、埼京線の相鉄直通により認知度はググッと上昇しました。



なんて言いつつ未だに何処をどう走っているのか解らんけど笑











武蔵小杉の手前で旅客線に合流。


途中新川崎駅の付近に広がる新鶴見機関区を通るので、貨物に明るい人はここも楽しみポイントのひとつかも。


以前ならホームから溢れんばかりの人がいた武蔵小杉を鮮やかに通過します。


時刻は8時ちょい前にも関わらず人の姿が多くないのは、やはりご時世の影響ですかね。












185系による"湘南ライナー"は品川で横須賀線から東海道線に移り、そのまま東京へ向かいます。


しかし我々215系は品川から地下へ。

この"6号"と、次の"8号"は東京まで総武線を走ります。


理由はよく分からないけど、東海道線のホームに空きがなかったのかな。





 




チーム平屋は品川で全員下車し、さながら貸切状態のまま東京に到着しました。


おぉ…地下ホームにオール2階建て車両は貫禄あるな…。


これまで何百回と見た215系だけど、場所が変わるだけでこうも新鮮に映るんだね。













最後に先頭車両をパシャリ。


主張の静かな位置にある方向幕は既に"回送"表示になっていました。



上手く使えば性能を発揮できそうなだけに、215系の引退は惜しいね。


結局最後の最後まであまり脚光を浴びることなく、185系の影に隠れるように姿を消す羽目になったのは非常に残念。



廃車にするくらいなら小田原〜熱海のピストン運用に再就職してくれないかな。













完。