皆様こんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。

 

私のホームページではキハ58系の設計変更による外観変化を中心に解説を行っておりますが、この設計変更ごとに大きな変化の見られたものを一まとめにして「~次車」という区分を勝手に付けていました。

 

↑自分のホームページからスクリーンショットです。国鉄からは正式に「~次車」という区別はありませんでしたので、私は独自に19次車までの区分を割り振っていました。

 

しかし、1987年4月号の鉄道ピクトリアル誌ではこれとは異なる次数割りがされております。

 

↑鉄道ピクトリアル誌では8次車までの割り振りです。

 

この8次車までの次数割りはこの鉄道ピクトリアル誌以外にも国鉄時代の気動車関係の教本(図説ディーゼル動車)等でも同じものが使われており、昔から一般的な次数割りであったのかもしれません。なんといっても鉄道ピクトリアル誌にも載っているものですから。

 

しかしながら、例えば8次車としてモデルチェンジ車が一括りになっていますが、まず雨どい位置が変わり便所もデッキ外に移ったキロ28 2308~・2509~なんて同じグループとは言えないほどの変化がありますし、そうでなくても昭和42年度本予算・第2次債務・第3次債務・昭和43年度民有債の4グループもそれぞれ外観上の相違点があり4グループに分かれます。なのでこれらを全て「8次車」としてしまうのには非常に抵抗があるのが正直な感想です。

また6次車についてもキハ58で言えば474~760までが6次車とされていますが、これもこの間の設計変更による外観の変化は非常に多岐に及んでおり、これを全て「6次車」としてしまうのは非常に違和感があります。そのため私は外観の変化重視で区分し、その結果19次にまでなってしまっていたのでした。

 

ただしやはり書籍の力というのは非常に絶大で、一度こういった形で書籍に載ってしまうとそれを覆すのは非常に難しく、また教本にも載っているくらいですから、こういった資料に載っているものを重視する方が後々のことを考えるとすっきりするのかもしれません。その場合、例えばモデルチェンジ車である8次車は実際には更に細分化されるというのであれば、「8-1次車」「8-2次車」等と呼称すれば、過去に振られた次数番号を尊重しながら、更に実車の変化に即した細分化が出来ることになります。

 

現状は既に自分が勝手に割り振った1次車から19次車という括りでホームページの1500両分くらいの車両紹介をしており、これを全部次数を割り振り直すと非常に面倒くさいというのが正直なところです。最初に次数割をする際にもうちょっと深く考えておいた方が良かったですね…。

 

↑モデルチェンジ車の2連ですが、私の区分で手前の1509は15次車、奥の1533は18次車で、水タンクが異なります。

 

↑キハ58 1533 1509とはスカートも異なります。

 

↑キハ28 3009(上・17次車)と3022(下・18次車) 赤丸が車側灯で水色の丸が冷房発電機用吸気口。それぞれの位置が異なっています。

 

↑16次車のキハ28 2510は冷房発電機用吸気口の位置が反対側です。

 

このように、資料で「8次車」と一括りにされているモデルチェンジ車ですが、更に細分化して考える必要があるのがお判りいただけるでしょう。

 

ということで次数の割り振り方を変えようかどうか非常に悩んでいる今日この頃でした。キハ58系はちょっとコロコロと形態が変わりすぎだよなぁ…。

 

 

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。それでは次回もお楽しみに!!

 

是非私のホームページ

 

http://kami-kitami.sakura.ne.jp/index.html

 

にもキハ58系各車の解説がありますのでご覧になってください。