■SLばんえつ物語

SLばんえつ物語」は、新潟県の新津駅と福島県の会津若松駅間の磐越西線で運行されているSL列車で、週末を中心に1日1往復しています(冬期は運休)。

 

磐越西線の新津~会津若松間は「森と水とロマンの鉄道」という愛称が付けられるほど風光明媚な路線なので、沿線の風景も楽しみです。
 

 

C57機関車を先頭に、7両の客車で編成されています。

 

■機関車

牽引する機関車はC57 180号機。
もともと新潟地区で活躍していたものの、1969(昭和44)年に廃車になり、新津市内の小学校で保存されていた機関車が、1999年(平成11)年に復活したもの。
そんな歴史を伺うと、より愛着が沸くものです。
 
 
機関車はピカピカに磨かれて、今日の出番を待っていたかのようです✨
 
それにしても、1946(昭和21)年の製造とは今年で御年75歳ですね😆
 
 
■客車
客車は「ばん物客車」と呼ばれる専用の客車。
今ではSL本体よりも、客車の方が希少なのだそう🙄
両端は大きなガラス張りの展望車になっていて、新津方の7号車はグリーン車専用の展望室、会津若松方の1号車は普通車でも利用できるオコジョ展望車両になっています。
 
 
それぞれの客車を見ていきましょう。
 
■普通車
普通車指定席は2.3.5.6号車。
オリジナル塗色になっていますが、12系客車です。
 
 
原形の12系客車と比べ、背もたれが高く、立体感があるクッションの座席に変更されています。また、照明も円形の照明器具になっています。
 
 
落ち着いたエンジ色のモケットは、SL列車にふさわしい大正ロマン調。
特に腰の部分が厚めになっていて快適です。
 
 
全区間乗車すると3時間半ほどかかりますので快適性は重要です。
 
■展望ラウンジ
中ほどの4号車は、誰でも利用できるフリースペースのラウンジ車両です。
長居できないようにレストバーのような腰掛を備えているほか、1号車寄りはハイデッキになっており、ソファが設けられ、より大きな窓になっています。
 
 
この車両には円形の郵便ポストが設けられていて、実際に投函することができます📮
あらかじめ手紙類を用意しておいても良いですが、車内の売店でポストカードや切手を販売していますので、記念に投函してみてはいかがでしょうか。
 
 
このポストに投函した郵便物は、「SLばんえつ物語」オリジナルの消印が押されます。
自分自身に送付しても、帰宅してからワンテンポ遅れて届きますので、楽しいです。
 
また記念スタンプコーナーもあります。
 
 
■新津駅
新津駅は3番線ホームからの出発です。
入線は9:21ですが、9時過ぎから結構な人出でした😂
 
 
待合室も「SLばんえつ物語」一色ですね。
 
 
私が、実際に新津駅に到着したのは、出発の1時間ほど前。
入線前のSLを遠目に眺めることができました。
 
 
ホームには、オコジョのキャラクターが座っていました。
(SL運転日以外でも座っています😁)
 
 
乗車したのが、今シーズンの運行初日だったためか、よくわからないゆるキャラたちもやってきました😅
 

そうそう、会津若松に着くのは13時半過ぎ。

新津駅のホームでは駅弁の立ち売りが行われていますので、忘れずに購入しておきましょう🍱


私は、SLばんえつ物語弁当(1,000円)を購入しました。
他のお弁当でも、購入するとポストカードを1枚頂けます。
あらかじめ切手を用意しておき、ラウンジカーの郵便ポストから投函しました😂
 
次回その② では、グリーン車の様子などをお伝えします👋