模型の導入順に、当時の思い出を話しながら同時に交検(定期運転検査)を行っている「模型紹介シリーズ」。

今回は、「EF15」です。昭和50年代末期まで活躍していた、旧型電気のEF15。戦後の製造だったとはいえ、結構長寿だった関係で、私も子供の頃は頻繁に見ており、立川駅の駅ビルの「Will」(現在のルミネ)が出来る前の平屋駅舎だった頃、現在の中央線下りホーム付近が貨物用の待避線が数本あり、そこで見かけたのがEF15でした。

その頃は、EF64(0番台)等も見かけましたが、個人的にはデッキ付きの姿が機関車が厳つく見えており、南武線や青梅線のED16よりも全長が長かったので、個人的に大好きでした。

 

模型としては、数年前にTOMIX製のEF15が発売されていますが、ウオームギヤ方式の旧製品で、よく再生産したなと感心していました。マイクロエース製は窓数の異なるレア機で、KATO製が気持ち長い旧製品で絶版。2010年1月に、現行仕様でリニューアルして発売しました。

 

もちろん全長もファインスケールとなり、フライホイール付きの現行動力で、今風の走りになりました。

前面の「スノープロー」は着脱式で、「付ければ寒地形」「外せば暖地形」の選択が出来る、こった物でした。

 

基板の方も現行で見られる基板で、初期の「白色LED」の白基板を採用。

もちろんコンデンサを取っ払えば、常点灯(停止時ライト点灯)も可能になる仕様でしたが、走行時の後方ちらつきが気になり、対策を行うことに・・・。

 

たしか最初の改造だったこともあり、基盤剥離もやってしまい、「ポリウレタン導線」を用いて配線飛ばしをする有様でしたが、HIROさん方式の「後方ちらつき軽減」という方式を取っていました。

これは左右のライトを別回路化して、個別に「逆電流防止」「コンデンサ」「チップ抵抗」を追加することで、走行時に逆側のライトを光っているかわかりにくくする物で、当時の機関車には必ず装備していました。

この回路の話は、別記事で詳しくやる予定です。

 

ライトの点灯状態ですが、「白色LED+着色導光材」という方式で、長さがちょうど良い場合、このような自然な色合いになるのですが、全長が長いと黄色くなったりするので、現在は電球色基板に変わっていきました。(再生産も電球色LED基板)

 

【076】EF15 97号機(高崎第二機関区)寒冷地形仕様

メーカー:KATO製

導入時期:2010年1月末(新品)

形式:EF15(寒地形/暖地形・両対応)

両数1両

改造:常点灯化+後方ちらつき軽減基板/碍子白塗装

 

●導入経緯

「奥多摩石灰貨物」でも一部活躍していた、EF15の待望リニューアル。

時期が時期だけに、喜んで購入していました。

 

ということで、前回登場した「奥多摩石灰貨物」を再現。

 

写真写り悪いのと、「国鉄時代は日中ライト付いていない」為、フラッシュ炊いて撮影。

「日中ライト付いていなかった」事を覚えている人は、当然「昭和のおじさん・おばさん認定」です。

 

と言っても、中央本線や青梅線など、トンネルの多い区間はライト付けっぱなしは、普通でしたね。

 

末期の頃はなかったのですが、現在の湘南新宿ラインルート(品鶴貨物線・山手貨物)を使った新宿経由での輸送も、存在していました。

 

当時(2010.1)の在籍数。

165系 6両/183系 9両/253系 6両

72系 4両/101系 16両/103系 31両/201系 16両/205系 29両/209系 46両/E233系 16両

221系 16両

キハ35 3両/キハ36 1両/キハ30 2両

C62 1両

EF15 4両/EF64-0 1両/EF64-1000 2両/EF65-500 1両/EF65-1000 3両/EF66 2両

ED75 1両/ED76 2両/EF81 3両/EF210 1両

DD51 1両/DE10 1両

ホキ2500 21両/ホキ7500 15両/ホキ9500 38両/タキ35000 8両/ワム90000 10両

ヨ3000 1両/ヨ5000 1両/ヨ8000 1両/ワフ29000 1両/戦闘車 1両/シキ1000 1両

コキ10000系 12両/コキ50000 7両/コキ107系 20両/コキ106系 4両

10系客車 9両/12系 1両/14系客車 30両/20系客車 7両/24系 15両

事業用車 クモヤ145 1両/クモヤ143 1両

秩父鉄道1000系 3両

外国形機関車 1両/客車 2両/貨車 2両

合計 437両(2010年1月時点・後購入分含まず)

 

今回登場した「EF15」ですが、本当の初期ロットで、出来の方は問題なく脱線も全く起きていません。その後に2回ほど再生産が有り、兄弟車の「EF16」も発売されます。さらに「EF15最終形」という、バリエーション展開もありました。

 

以上「身近な機関車だった、EF15」でした。

 

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