本日4月5日は、明石海峡大橋(写真左)開通と神戸淡路鳴門自動車道の全通など様々な出来事がありました。
そんな今回は4月5日に開通した、西武鉄道 西武園線や東武亀戸線などについて、簡単に紹介させていただきます。

【西武鉄道 西武園線】
1930年4月5日に、西武鉄道 西武園線 東村山駅~村山貯水池前駅(現在の西武園駅)が開通しました。
西武園線は、1927年4月に開業した高田馬場駅~東村山駅間を結ぶ「村山線」(現在の西武新宿線)の一部として、東村山駅~村山貯水池前駅(1951年3月に西武園駅に統合)間が開業した、2駅(東村山・西武園)2.4Kmの路線です。
かつて別会社が運行していた西武多摩湖線(上写真)との熾烈なライバル意識が高く、1936年には村山貯水池駅(現在の西武遊園地駅)という駅を新設するなど、同じ西武鉄道の路線となった今では信じられない過去がありました。
村山貯水池(多摩湖)への観光客を巡って熾烈な争奪戦が繰り広げられていたとは・・・(写真は狭山湖)

【東武亀戸線】
1904年4月5日に、東武亀戸線が開通しました。
東武亀戸線は、曳舟駅から亀戸駅を結ぶ5駅3.4Kmの路線で、非電化で蒸気機関車による運行で迎えた開業から1910年まで「総武鉄道」(現在のJR総武本線 / 上写真)亀戸駅~両国橋駅(現:両国駅)への直通運転を実施、これまで北千住駅と両国駅を行き交う貨物列車も亀戸線に乗り入れてましたが、1926年7月に新小岩駅と金町駅を結ぶ官設鉄道(後の国鉄やJR)の「新金貨物線」が開業した事で、国鉄の乗り入れも廃止となりました。
両国駅まで乗り入れていたとは・・・
新金貨物線

【北勢鉄道線】
1914年4月5日に、北勢鉄道線(現:三岐鉄道 北勢線)大山田駅(現在の西桑名駅)~楚原駅間が開通しました。(写真はWikipediaから抜粋)

北勢線は、三重県桑名市の西桑名駅と三重県いなべ市の阿下喜駅を結ぶ13駅20.4Kmの路線で、1931年7月8日には、六石駅~阿下喜駅間が開業し全通、1944年からは神都交通を母体に、三重県下の交通事業者が統合されて発足した「三重交通」が運営していましたが、2003年4月1日からは三岐鉄道に継承され現在に至ります。

三重交通は鉄道事業を撤退しバス事業がメインに
四日市あすなろう鉄道 内部線・八王子線も2015年3月31日まで三重交通が運営していました。

【一畑電気鉄道 北松江線】
1928年4月5日に、一畑電気鉄道 北松江線 小境灘駅(現・一畑口駅)~北松江駅(現:松江しんじ湖温泉駅)間が開業し、全線開通となりました。
北松江線は、島根県出雲市の電鉄出雲市駅から島根県松江市の松江しんじ湖温泉駅を結ぶ22駅33.9 kmの路線です。
松江しんじ湖温泉駅
松江しんじ湖温泉駅周辺は、宍道湖のほか名産品の「しじみ」に関する観光スポットや松江城など見どころ満載です
全国で現存する「12天守」のひとつ松江城は、別名:千鳥城と呼ばれ、現存天守は国宝、城跡は国の史跡に指定されています

【岩徳線】
1929年4月5日に、岩徳線が開通しました。(写真が無いので他の写真で代用)

岩徳線(がんとくせん)は、山口県岩国市の岩国駅から山口県周南市の櫛ケ浜駅を結ぶ、JR西日本の15駅43.7 kmの路線で、1934年12月1日に全線開通となりました。

今日はこんな出来事がありました。

今回も最後までご覧下さり、ありがとうございました。

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