皆様こんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。

 

昨夜は未明になってしまいましたが整備・加工していたキハ58系・キハ52 急行「いなわしろ」「いわき」が完成しました。この編成は途中の中だるみもあり整備が長期に渡っており車両のご紹介も飛び飛びの記事になってしまっていますので、最後におさらいをしたいと思います。

 

急行「いなわしろ」「いわき」は、「いなわしろ」が仙台発喜多方行きのキハ58系基本編成に会津田島・会津川口行きのキハ52を各1両併結した6連でした。また急行「いわき」は水戸発常磐線・磐越東線・東北本線経由の仙台行きで、キロ入り3連の基本編成は福島行きでキハ58の2連が仙台まで行きました。これが郡山から仙台まで併結して走っていました。

 

最長編成区間は郡山~福島間で、

 

<キハ52>+<キハ52>+<キハ58+キロ28+キハ58+キハ58>+<キハ58+キハ58>+<キハ28+キロ28+キハ58>

 

の11連でした。

 

 

↑左から、小牛田区担当のキハ52で急行「いなわしろ」付属編成で会津川口・会津田島まで行っていた車両、そして隣は新潟区担当のキハ58系キロ入り4連で、「いなわしろ」基本編成で喜多方行き、そしてその隣は水戸区担当の急行「いわき」で水戸~仙台間運行、右端は同じく水戸区担当の急行「いわき」基本編成で福島止まりでした。

新潟担当の「いなわしろ」編成はキロ以外は2エンジンのキハ58なので、晩年冷房車が混ざっても冷房は使用できませんでした。水戸区の「いわき」編成は、仙台行きの2連はキハ58の2連なので冷房車でも使用できず、また基本3連もキハ28は4VK搭載車が指定されていたわけではありませんので冷房は使用できませんでした。なんとも哀れな状態です。

 

昨日はこのうち整備したての急行「いわき」編成をご紹介しましたが、最後におさらいで先頭から全車見てみたいと思います。

 

 

キハ52 126・127

 

↑右に比較用にTomixのキハ52後期型が並んでいますが、隣の2両が「いなわしろ」用に整備加工したキハ52です。以前の記事でもご紹介しましたが、これらは元は…

 

↑元はKATOのキハ52でした。KATOのキハ20系というと非常に古くさすがに今の水準ではコレクションとして使う以外にはなかなか難しい製品です。当時このキハ52が登場した時はその出来栄えにかなり満足しましたが、今の水準からするとさすがにちょっと見劣りするところがあります。

 

よって、

 

・カプラーのTN化

・併せて乗務員ドアステップは幅狭を取り付け

・側面の乗降ドア下部の丸窓にガラス入れ

・屋根上の通風器はTomix製と交換

 

といった加工を行い、Tomix製HG製品に極力近づけるようにしました。上写真を見てもTomix製キハ52に引けを取らないのがお分かりいただけるかと思います。

 

こんな加工をしてまでKATO製品を使わずともTomix車を使えば良いじゃん?という気もしますが、Tomix製は最後期車の便所窓が横長の小窓になった車と、100番代前期車のプレスドアのものしか模型化されていません。急行「いなわしろ」用車はキハ58系類似のドアになり、便所窓は従来型というタイプですので、KATO車を使わざるを得ません。

 

続いて急行「いなわしろ」の基本編成です。

 

↑KATO製「いいで」セットのキロ28・キハ58と、Tomix製富士急行キハ58セットからキハ58001を2両使いました。

 

↑Tomix製富士急行キハ58001は、新潟のキハ58 495・460に仕立てています。元のキハ58001は側面の運転席窓バランサー点検蓋無し、乗降ドア下部の丸窓有りという姿で国鉄にするとキハ58 400番代前期車(401~521)に近い形状をしていますのでちょうどこれに使えます。新潟にもこの範囲の番号の車が沢山いましたので丁度良いです。大きな加工は、タイフォンを竹槍状の新潟タイプに改造、屋根上の水タンクは新潟タイプの扁平のものに交換しています。スノープロウは手持ち予備の単線型を付けています。

 

↑新潟っぽい姿がそそります。

 

↑もう1両はKATO製のキハ58非冷房車(400番代車)を使っています。これはもともと新潟担当の「いいで」セットに入っている車ですが、タイフォンを新潟タイプの竹槍状に、水タンクは新潟タイプの扁平のものに交換しています。またTN化して単線スノープロウを取り付けています。キハ58 631がモデルです。

 

↑グリーン車は「いいで」セットのキロ28をそのまま使っています。

 

 

最後に急行「いわき」編成です。

 

↑昨日ご紹介したばかりですが、おさらいで再登場です。

 

↑キハ58は3両いいますが、1両はTomix製「きのくに」セットからキハ58の便所窓が横長の小窓になった後期車です。これに常磐無線アンテナ取り付けと、正面にKATO製ジャンパパーツの取り付けを行っています。キハ58 1039がモデルです。

 

↑次はキハ58 0番台車で、これは以前大量に買い込んだキヤ28訓練車タイプセットの白帯と表記を消してあったものを利用しました。ここではキハ58 151をモデルにしています。屋根上には通常と異なる変なアンテナ?のようなものが付いており、形状の似ている583系用常磐無線アンテナを取り付けました。これもTN化して複線スノープロウを付けています。

 

↑もう1両はKATOスターターセットのキハ58 0番代を使用し、キハ58 117をモデルにしています。これもTN化して複線スノープロウを付けていますがそれ以外は特に加工はありません。

 

↑キハ28は水戸にいた、4VKを搭載しない0番台冷房車にしました。このグループのうち水戸生え抜き車は常磐無線アンテナが付いていました(キハ28 83など)が、元千葉の車はクーラーの配置は通常のままで常磐無線アンテナは付いていませんでした。

 

↑グリーン車はTomix製「由布」セットからキロ28 0番代を持ってきました。新潟編成のキロ28がグリーン帯入りなので、この車もセットに付属しているインレタを使ってグリーン帯を入れました。キロ28 26がモデルですかね。

 

ということで個性的な車両も含め11両が揃いました。

 

編成としては、新潟のキハ58はタイフォンや水タンクが新潟タイプに改造されており、また水戸のキハ58は冷房車ばかりになっており晩年の姿(1980年以降1982年の廃止まで)という時代設定になっていますね。しかし、グリーン車は急行「いいで」セットのまま使ったこともありグリーン帯入りにしてしまいました…。グリーン帯は1978年に廃止されており、これではグリーン車と普通車の時代設定が合いません。しまった…。

解決策としてはキロのグリーン帯を消すことですね。あと水戸のキロ28 26はこの時期には4VKを搭載し2026になっていたのでこれも改造しないといけないか…。これは気合のある時に直すこととします。(逃)

 

昨日は部屋の片づけが終わっていなかったので編成をつなげることが出来ませんでした。今日は片付け後久しぶりに走らせてみました。

 

↑久しぶりに11連を繋げてみました。ケータイのカメラでは奥までうまくピントが合いません。。。

 

また、久しぶりに走らせてみました。

 

↑ウチのキハ58系達はTomix車にもジャンパパーツを付けています。これがTNと干渉するとカーブで脱線してしまいますので、ちゃんと走るかどうか確認しなければなりませんね。ウチではジャンパ付きキハ58系を走らせるためKATOのR315以下のカーブは使用しません。またSカーブも入れないようにしています。なのでR243などもっと急カーブなレイアウトで走るかどうかは保証できませんので、同じようにTomix車にジャンパパーツを取り付ける際は皆様注意してください。

 

ウチの急行「いなわしろ」「いわき」は無事に走りました。

 

 

ということで走行試験まで終わりました。これでこの編成整備は(キロの帯を除き)終わりました。振り返ると昨年の8月頃から次はこの列車とアナウンスしていたので、ようやく一段落した感があります。しかしウチには次の急行候補が山のように待っていますので、何から手を付けることやら…。

 

 

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。それでは次回もお楽しみに!!

 

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