皆さま、こんにちは!
我が地元の仙台は今日は雨模様です。
網戸の貼り換えと、久しぶりに洗車をしようと思ってたのに…
雨男の宿命、仕方がありませんわね。
今日は5年前(もうそんなに経っちゃったんだ…)に訪れた、
予讃線・伊予大平(いよおおひら)駅の訪問記です。
鉄道ファンの皆さまにとってはよく知られた話ですが、
香川県の高松駅から愛媛県の宇和島駅までを結ぶ予讃線、
国鉄時代は伊予灘側に伸びる
現在の「愛ある伊予灘線」が主要ルートでした。
その後、伊予市駅-伊予大洲駅間が高速化改良されることが決まり
既存の内子線を含む新ルートが昭和61年に開通、
ここに2つのルートが存在するのはそれが理由です。
伊予大平駅はその新ルート上に、昭和61年に開業した駅でしたよ。
開業からまだ35年しか経過していない駅とのことで、
さぞ近代的な造りなのだと思っていたのですが…
意外にボロっちぃ。
地元の皆さまとJR四国さん、こんな書き方をしてホントにごめんなさい。
そんな古さを不思議に思っていたところ、
その答えが駅のすぐそばに残されてました。
築堤に彫られた刻印に注目ですぜ☆
築堤は1970年7月に完成したことを示す刻印を発見。
…ってことは、伊予大平駅は昭和61年に開業しましたけど、
築堤(&駅の基礎)は16年前の昭和45年に完成していたってことです。
そこで国土地理院のサイトに掲載の
昭和51年撮影の航空写真を見ると…なるほど!
駅は未完成ながらも路盤が出来上がっている様子が写ってましたわ。
後日知りましたが、鉄道建設公団によって全国中に敷設が進められた
国鉄路線の中で、ここは一番最後に完成した区間とのこと。
昭和55年に国鉄再建法が施行されてから
それまで敷設工事中だった路線が次々と工事が凍結されてますから、
付近の住民の皆さん、ここが本当に完成するのか
ヒヤヒヤしてたのではないでしょうかね?
なんたって路盤が完成してから開通まで15年もかかったワケですから。
駅は大平地区から見て、森川の対岸側にあります。
駅から集落はこんだけ離れてました。
昭和40年代には既に基礎が完成した駅ですので
バリアフリー対策はもちろん無施工です。
それでは長い階段を伝ってホームに進入しましょう。
伊予太平駅は無人駅で駅舎は無く、
ホームがずいぶんと長い気がしますが、
国鉄時代に運行されていた客車列車時代の名残りかな?
ホームから森川の対岸にある大平地区を眺めます。
こうして伊予大平駅で過ごしたあと、
ホームから降りようとしたところで視線を感じまして…
この時間は誰もいなかったはずなのですが?
ダンボー!?
いやいや、駅の向い側にある民家の建物でした。
一度そう思うと、この写真は人の顔にしか見えません。
幽霊の存在もきっとそんな感じなのでしょうね。
最後はどうでもいい話ですが、
存在自体は非常にマニアックな予讃線・伊予大平駅でした。
↑(松山駅方面)
北伊予駅(平成28年10月12日) ・構内改良後(令和3年4月10日)
伊予大平駅(平成28年10月14日)
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