ヨーロッパ初の高速列車はフランス国鉄のTGVでテジェヴェと読む。1981年にパリ~リヨン間のLGV南東線が開業し、最高速度は260km/hだった。日本の新幹線との違いは在来線でも走れるので、運転区間は各地へ伸びて行った。スイスへの乗り入れも行われた。途中で2編成を分割したり増結したりもする。オレンジ色のSud-Est編成はあこがれの高速列車となった。

 1993年にはLGV北線も開業し、北部の工業都市リールまで乗り入れた。その後はさらに高速のアトランチック編成も登場し、さらに新形式のデビューが続いたが、Sud-Est編成はまだ走っているようである。
604829 TGV
仕事で使うアップの写真を撮るのには苦労したが、スイス乗入が一日3往復あり、これをローカル線で撮る事にした。景色はいいしスピードも遅い。

8609006 SNCF TGV
パリの郊外では在来線を走る。中間連結部を上から撮影する。東京駅をパリLyonとすれば、大森蒲田付近から乗り入れていたが、森の中を走る区間もあった。しかし、その後専用新線が伸びて新橋付近からの合流になって撮れなくなった。

8608210S NCF TGVリール
リールには在来線走行で運転されていた。これは臨時列車だったかもしれない。