九州の電気機関車展望 | ゆうづるのブログ

九州の電気機関車展望

こんばんは。ゆうづるです。

 

先日JR貨物の事業計画が公開されました。

コロナ禍による社会情勢の変革を受け、モーダルシフトのさらなる推進や会社そのものの効率化を目指す事業計画を推進していくという内容でした。

JR貨物だけではないですが、コロナ禍により従来の業務体系では企業活動が存続できない情勢になってきました。今までの常識が大きく変わり働き方も大きく変化するのではないでしょうか。

 

話しをJR貨物の事業計画に戻しますが、事業の根幹である輸送関連の事業計画の中に九州地区の機関車についての記述がありました。

これによるとEF510を試験投入し、試験後はEF510による機関車の置換を行うとあります。つまりED76・EF81 をEF510に置き換えることとなります。

九州の機関車置換については以前から専用交流機関車を開発し置換を進めるとの発表はありましたが、実現しないまま現在に至っています。新たに機関車を開発するより既存設計の機関車を導入する方が経費もかからないのでこういう流れになったものと思います。

 

そこでマニア的な見地で九州の機関車がどうなるのか予想してみました。

①試験用のEF510は?

「EF510での試験実施」については富山所属の機関車を一部試験用に改修して門司へ貸出すものと思います。

現在長期休車中の10号機を修繕・改修してもっていくのでは?と勝手に妄想しています(笑)

区名票に「門」が入るのか?注目のEF510-10号機

 

②ED76・EF81はどうなる?

数年間は活躍する姿が見られると思います。

現在稼働中の機関車はED76が9両・EF81が14両の合計23両いますが、EF510を一度に23両も単年度で一気に生産できないことや、直流機のEF65・EF66の置換・DE10の入換機関車の置換も同時に進める必要があるので、置換は数年間にわたり進めるものと思われます。

今年度も検査を通すカマがあるようです。どのカマが検査入場するのか注目です。

その裏で順次運用から外れるカマが出てきて、歯が欠けるように減少していくのではないでしょうか?

こうしたきれいな機関車が多くみられることを願わずにはいられません。

 

③試験スジは?

EF81運用A41 1087~4081~1054ではないか?と勝手に考えています。 

今回のダイヤ改正でEF81の運用中なぜかこの運用だけが飛んでいます。運用を飛ばしたのは試験を見越したためなんだろうとこの事業計画を見て思った次第です。

A41運用は早朝1087レで北九州~福岡まで行き(1枚目)、福岡から4081レとなり一旦千早まで出て機回しをしたのち(2枚目)鳥栖へ向けて午前中の鹿児島本線を下ります。(3枚目)

鳥栖で長時間停車して昼12時頃に鳥栖を発車。長崎本線の鍋島が終着駅です。

北九州へは夜間の1054レを牽いて戻ります。夜の運用に備え休憩する姿を鍋島駅で見ることが出来ます。(4枚目)

 

古いものはいずれなくなることは致し方ないことですが、来る新しいものにも期待したいものです。

グダグダと長くなりすみません。

それではまた。