2021年4月2日金曜日

SLブーム時代のあるイベント列車【N】

落合の“Re Color”さんにて
昨年、安売りが目に留まってたまたま入手した鉄道ジャーナル誌No.68(1972-12)に、とあるイベント列車の乗車ルポが掲載されていました。それはSLブームの頃らしく大阪駅から蒸機4機のリレー牽引で丹後山田(現:与謝野駅)までを往復する「SLの旅」と銘うった企画列車で(1970年10月運転)、客車も7両と決して長くはない割にバラエティに富んでいて模型向なためNゲージで揃えてみることにしました。

牽引機は京都までがC57 5、京都~綾部がC57 128、綾部~西舞鶴D51 499(復路は定期列車に併結のためC58との重連)、西舞鶴~丹後山田29698の牽引。東海道線内をC57が走ったことは当時としても異例ですが、中でもD51 499は長工式デフに重油併燃タンクの有名な異形機。
同機はマイクロエースから製品化されているのでオークションサイトで中古品を調達したものをウェザリングして充てています。

客車はそれぞれひと手間加えています
1号車=オハフ33 1010
番号からするとオハフの完成品がない“キノコ折妻”タイプと思われますが、絞り折妻のカトー製オハフ33(戦後型)で妥協しました。

2号車=スロフ51 2039
今回一番手こずったのがこの車。完成品がない形式なのでボナファイデの金属ボディにアルナインのプラ製屋根、カトーのスハ44の下回りを組み合わせて製作。
屋根と妻板の間に隙間が空いたりして荒い仕上がりですがまぁなんとかサマになってます

3号車=マロネ40 19
マイクロエースのバラシ品(クリーム帯のマイネ40 6)をぶどう色2号に塗装し直しました。
ちなみに実車のマロネ40はこの団臨が最後の営業運転だったそうです。

4号車=スハネ30 2127
マイクロの銀河セットに含まれていた車両を青15号で塗装し直して

増4号車=スハネ16 2070
3日設定があったなかで4号車はスハネ16の日とスハネ30に差し替えられた日があり、たまたま手元に両車種ともあったので両方入れました。

5号車=オシ17 2022
所有していたカトーの「安芸」セットの物を車番を変更しました。
消しゴムで丹念にこすって標記を消したので施してあったウェザリングも少し消えてしまいました…

6号車=オハ35 1308
このオハは形態的にトミックスのオハ35戦後型のタイプそのものなので中古品を入手。
・・・てゆーか今回調べるまでキノコ折妻と絞り折妻の見分けがつきませんでした😅

7号車=オハフ33 462もカトー製オハフ33(戦後型)ベース
寝台車もグリーン車も混ざっていますが、営業していた食堂車と関係者用になっていたマロネを除き、参加者がどの車に座れるかはくじ引きで決めていたのだそうです。

どの客車も車内を塗装し、寝台車以外はフィギュアを配してイベント列車の賑わいを表現してみました。
これで500体ストックしてあった“わき役黒ちゃん”のフィギュアの残りをとうとう使い切ってしまいました。

前にもチラッと当ブログで披露したことがあるのですが、フル編成揃ったところでレンタルレイアウトに持ち込んで試運転
まー旧客は適当につなげればらしくなるものの、史料があればそれに則った編成にした方が満足感が上がるものですね。

それはそうと画像で見るとマイクロのD51がどう見てもデカ過ぎ…今度再生産されるカトーのC57 1次型を調達した方が良いかな。

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