いまさらながらBトレにハマる

ショーティーの模型を緩く楽しんでいます。東北新幹線開業前夜の特急電車群を見て育ち、90年代はカメラを持ってジョイフルトレインを追いかけました。集める模型も上野口から東北、上信越方面が多めです。※記載内容の全ては一個人の意見ですので所属している団体の見解とは無関係です。

【Bトレ車両】小田急ロマンスカーVSE

当鉄道にロマンスカーVSEがなんとフル編成で入線しました。

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小田急ロマンスカーVSE
●発売:セット売り(2005/2010年)
●最近の入手難易度★★★☆☆

ロマンスカーのBトレは、SSEやRSEあたりは新品で出会えることもありますが、LSE、HiSE、そして今回のVSEは、市場では見かけなくなりました。

セット品としてはいずれも先頭車+パンタあり中間+パンタ無し中間の3両セットだったはずなので、パンタ無し中間車がとにかく足りなくなります。
実車の10連のうち、先頭×2とパンタあり中間×2以外は、全てパンタ無し中間車ということになるので、フル編成化には6セット必要で、先頭とパンタ有り中間は4両ずつ余るということになるのでしょうか。

転属してきた編成は、両端にカプラーを切断したカトー動力が入っていましたが、あまり調子が良くありません。また、当鉄道のC140に無理矢理カントをかけた急カーブなどは、とても曲がれる感じではありませんでしたのでN化整備のために工場に入場となりました。

過去にLSEをN化した時の記事を自分で参考にします。だんだんブログを続けていると、自分の備忘録としても役に立つようになってきました。↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2019/10/14/185036

まず、動力を片側のみ搭載、バンダイ4軸動力としました。この動力は扱いが難しいですがうまく調整できるとカトー製を凌ぐ能力を発揮します。絶版になって久しいですが、最近になってデッドストック品がプレ値で販売されるのを見かけるようになってきました。運が良いと定価程度で売っていることもあるようです。

当鉄道では、機関車のN化に使っていた動力ユニットが、ポケットライン新動力への更新により余裕が出ることがあります。これらは機関車のカトースカートassy取り付けのためにカプラーを切られており、カプラーを使わないロマンスカーへの再利用がちょうどよいのです。
10連という長い編成の端っこに動力を仕込むので、推進運転時の脱線が心配でしたが、連接車だからか、意外に安定して走ります。

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ミニ四駆の錘などでできる限り補重します。
他にも先頭部下に釣り用の鉛板を押し込んだりしました。

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製品のVSEで気になるのは展望室です。窓が大きいだけに内部構造剥き出しの感じなどは少し残念です。実車の写真を見ると、窓がスモークかクリアグリーンに見え、あまり中は見えません。窓のクリア塗装も考えましたが、どうもプラレールっぽくなりそうな気がして、やめておきました。代わりに工作用紙で展望室の床を作り、実車でも目立つオレンジの椅子を設置しました。

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無加工のものと比べると、だいぶ華やかになりました。運転席にも床をグレーに塗ってから、青い運転席を設置してみました。

試運転しますが、、、脱線の嵐です。

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ここで1500円のリューターが活躍です。

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屋根から続く連接部の円盤状のパーツの下側の角を取ります。これにより、少しでも連接部がへの字に曲がるようにします。

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連接部差し込み側の天井側の穴を広げます。これにより、カントなどでの編成のねじりへの許容を増やします。

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連結パーツを思い切って小さくします。外側の円は完全に落とし、内側も出来るだけ小さくします。これによってねじり、勾配方向への曲げに強くなります。

これらによって、先頭動力が2両目によって浮かされて脱線することはだいぶ無くなりました。

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連接車は、長くなるほど線路に乗せるのが大変になります。特に中間台車がクルクル回ってしまうのは困りものです。カトーのトレーラー台車を使う場合、カプラーポケットは切らずに取り付けると、回転へのストッパーとなってくれます。
今回は、錘やプラ片で回転止めをつけました。

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できました。
展望室のオレンジの椅子が目立ちます。

編成を組むときは、ちょうど半分となる5-6号車間で扉の向きが背中合わせになります。

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VSEはかなり車体断面が大きい車両で、大変迫力があります。

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