近畿日本鉄道(近畿日本鉄道)と福山通運では、近鉄が大阪難波〜近鉄名古屋間で運転する名阪特急「アーバンライナー」を使用した貨客混載事業を実施することを発表しました。

名阪特急「アーバンライナー」を使用した貨客混載事業の実施について|近畿日本鉄道

概要は以下の通りです。

【提供サービス】
・近鉄特急「アーバンライナー」の空きスペースに搭載。
・当日中の大阪市内〜名古屋市内間の配送が、安価で可能。
・名阪間での工業製品・部品、商品(日用品・衣料品)等を配送する事業者間をターゲットとして想定。

【事業実施】
2021年夏頃を目処に実施で合意

【運用フロー(イメージ)】
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(上記発表資料(https://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/kakyakukonnsaiul.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



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▲近鉄特急アーバンライナー。
空いたスペースを活用した貨物輸送が実施されることとなりました。


新型コロナウイルス感染症の影響により旅客数が減少することもあってか、鉄道事業者では新たな収入源として、空いたスペースに貨物を積載して輸送する「貨客混載事業」を新たに展開する例が増えてきているように感じます。

元々貨客混載事業はコロナ禍の前から実際にスタートしているところもありますが、ここ最近、実証実験も含めて一気に広がったようにも思えます。


今回ご紹介するアーバンライナーでは、大阪・名古屋といった大都市圏を2時間半で結ぶという利点を利用して、車両の空いたスペースに貨物を積載することで、従前よりも安い料金での貨物輸送を実施するというものであります。

なお一部報道によりますと、貨物輸送のスペースは、かつて車内販売に使用していたスペースを利用するとのことです。


元より経済活動が活発な両都市圏間でありますし、当日の貨物輸送ニーズも相応にあるのではないかと思いますので、この取り組みが成功・定着することを願いたいと思います。




●関連ニュースサイト:
近鉄特急「アーバンライナー」で貨客混載 福山通運タッグ 名阪間の当日配送を安価に | 乗りものニュース
近鉄・福山通運、アーバンライナーで貨客混載事業を実施 - 鉄道コム
近鉄・福山通運,「アーバンライナー」を使用した貨客混載事業を実施へ|鉄道ニュース|2021年3月31日掲載|鉄道ファン・railf.jp



●関連ブログ:
「アーバンライナー」で貨物を運ぶ: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」



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