道内各地で発売されているJR北海道の「北の大地の入場券」ですが、
遠軽駅のこの入場券は異常に横長(縦長?)の作りとなっています。
まるで2枚の入場券がペアになっているようですが、これで1枚だ。
画像はほぼ原寸大でアップしています。
表は生野ー生田原間を走る特急の183系(生野駅もこの改正で廃止されました)と、
白滝ー丸瀬布間(下白滝付近?)を走るキハ40の3両編成です。
スタンプは遠軽の語源になった“瞰望岩”がデザインされています。
裏面は右側が旧遠軽町と旧生田原町、左側は旧丸瀬布町と旧白滝村の地図が描かれています。
今の遠軽町は旧遠軽・生田原・丸瀬布・白滝の4町村が合併して成立したものですが、
この長い入場券の形はその成り立ちを反映した苦肉の策なのではないか。
本当はこの入場券のシリーズ全体のデザインバランスによるのでしょうが。
ところで裏面に湧別川ダムの写真が使われています。
またマニアックな“ブツ”を持って来たもんだ。
このダムは発電用で1924年2月に運用開始という古い歴史を持っています。
発電所は湧別川発電所、運営は北海道電力で出力は690kWとなっています。
ずいぶん小規模だという印象ですが、運用開始時には付近の方々にとって希望の光だったでしょう。
しかし誰だ、こんな“ブツ”をここに持ってきた人は。
瀬戸瀬温泉とか、他になにかあったろうに…。
でも、面白いから良しとします。
明日は札幌に帰ります