乗り降り記録ブログ[駅ログ]

全国の鉄道駅の乗り降り記録を綴ります

#3544+3545 新函館北斗(2021.3.8)

札幌12:09発の特急「北斗12号」で、めざすは新函館北斗千歳線室蘭本線函館本線を経て、3時間40分というロングランです。

室蘭本線は、追分~岩見沢東室蘭長万部が未乗区間でしたが、午前に追分~岩見沢を乗車したことで、残りは東室蘭長万部。特急で一気に乗り通し、晴れてクリアとなりました。東室蘭13:39発→長万部14:34着・・・約77kmを55分。速いものだと思います。

1990年8月の旅では、大沼公園から「北斗3号」で長万部へ。「北斗」に乗るのも、函館本線長万部以南を旅するのも実に30年ぶりでした。それだけ年数が経てば、北海道に新幹線が通るようになっても不思議はありません。新幹線で北海道を発つという選択肢は、昔の旅では考えられなかった訳ですが、今回はそれが使える。ありがたいことです。

北海道新幹線が開業したのは、2016年3月26日。早くも5年です。何とか5年以内に乗れたという感じですが、それが実現できたのも「お先にトクだ値スペシャル」のおかげ。こうした設定がなければ、もっと先になっていたかも知れません。ともあれ、新幹線の発着駅、新函館北斗に15:49に到着。在来線ホームから改札階に上がったら、今度は新幹線ホームに向けて下るというアップダウン式の乗り換え*1に臨みます。

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特急「北斗12号」(新函館北斗15:50発)
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「北斗12号」をしばらく見送り。キハ261系は、なかなか快適でした。
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新函館北斗駅在来線ホーム
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新函館北斗駅改札階コンコース。広々していて美装。
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新幹線への乗換改札は使わず、在来線改札から一旦外へ。乗車記念印を押してもらいました。

さて、当初押さえていた「はやぶさ」は40号で、新函館北斗16:20発→大宮20:06着というのがその時刻でした。が、2月13日の地震の影響で暫定ダイヤになり、北海道新幹線新函館北斗新青森の往復に。新青森での乗り換えが必須、しかも福島県内などでは減速運転とのことで、スピード感がない帰途となりました。

新函館北斗16:20発は変わらないものの、変更後は新青森17:20着-44発、大宮21:38着ということで、何と90分のビハインド。新青森駅でのお楽しみが増える、新幹線に長時間乗れるという点ではいいものの、さすがに...でした。

かくして、新函館北斗での滞在時間は約30分。現段階では、新幹線で最新の駅の一つであり、最北の駅なので、じっくり見物、撮影することに。もともと人出が少ないこともあって、駅舎内部はどこも広く感じ、全体的に新装、美装な駅という印象を持ちました。

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新函館北斗駅外観。北斗市観光交流センターなどが併設され、堂々たる造り。
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新函館北斗駅」の表示も美しく見えます。
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新幹線発着案内。どの列車も期間限定。
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新幹線改札へ。本来なら「新幹線eチケット」で済んだところ、このようにきっぷを発券する扱いになり、しかも3枚。重ねて通して無事入場。
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初めての北海道新幹線=「はやぶさ540号」

そんなこんなで、乗り込んだのは発車1分前。「はやぶさ540号」は、いい意味で閑散としていて、新青森までゆったり過ごすことができました。初めての北海道新幹線は、その区間を忠実に乗って降りての1時間。新青森で下車した時点で、全国の新幹線区間の完乗*2を果たしました。乗り換えプランになったことで、記念乗車のような形にできたのはよしとしたいところです。


以下は、室蘭本線の未乗区間東室蘭長万部)で印象に残った景観三選です。

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有珠駅通過後の風景(14:03頃)。入江のような有珠湾を囲むように工場が並び、その後方に内浦湾、さらに左の奥には長万部方面の山岳が一望。
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豊浦~大岸(14:12頃)。貫気別川(ぬっきべつがわ)の河口部、その先の内浦湾。
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大岸~礼文(14:16頃)。内浦湾の北側(豊浦~静狩)を走る間、海に近い区間はそれほど多くなく、トンネルが主流(小幌は、そんなトンネルとトンネルの間にある秘境駅。大岸通過後、1km余りは線路が海側を走り、こうした光景が続きます。

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*1:駅数は、函館本線北海道新幹線で分けてカウント・・・在来線の改札を出たところで1カウント、新幹線の改札を通ったところで1カウントとしています。

*2:越後湯沢~ガーラ湯沢博多南線を含めて全線達成。次は延伸開業区間を追っていくことになります。