皆様こんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。

 

今日は雨予報とは言え昼間は降雨は無く、外に駆り出されてしまいましたのであまり模型整備は進みませんでした。まぁ一気に進めてしまうと後の楽しみが無いので、少しずつ整備しようと思います。まずは急行「陸中」セットから整備しました。

 

 

↑製品自体のレビューは昨日のこの投稿になります。

 

 

↑急行「陸中」セットの3両です。整備前にまず「どの車両にするか」というのを考えなければなりませんが意外と選択肢は無く、キハ58 1500番代はその正面形状から「1502」、キハ28は2000番代であることから「2047」しかなく、キハ58 400番代は「614か628」しかないので選択できるのはこのキハ58 400番代しかありません。しかも二択です。私は形態的に模型に似ている「614」にすることにしました。

 

 

↑キハ58 1502です。当車は冷房車ながら正面の制御用KE53栓納め位置が非冷房車のようになっている特徴がありました。なのでこの模型の形態では1502確定です。1505にしようとするとこの制御用ジャンパ栓納めを移設する必要があるほか、実車は貫通ドアが平窓用に交換されており、ドアの窓幅が狭いという特徴があったので細かい事を言うと再現が非常に困難です。1527にするという手もありましたが、1987年7月に盛岡色化された後1988年3月には山形に転じているので、ごく短期間しか居ませんでした。

 

↑整備するところはあまりありませんが、スカート後ろの乗務員ドアステップは黒く塗った方が実感的でしょう。

 

↑ただし、「1502」を選定すると、実車では「1501~1511」までは後位側屋根上の水タンクが平窓車に準じたアルミタンクのままでした。模型では1512以降に該当するFRPタンクになっていますので、交換することにします。

 

 

↑キハ28 2047です。これは選択の余地なくこの番号になります。ただし「2316」も回転式タイフォンを装備しており、その製造次数から側面の運転席窓バランサー点検蓋もありませんでした。ただし乗降ドア下部の丸窓は残存していたかは不明です。残存していたとしてもこの車両のドア隅に穴を開けて2300番代の窓ガラスと交換すると2316は比較的簡単に再現できるかもしれません。

 

↑模型では2300番代と同じ乗務員ドアステップが付いていますが実車は初期車ということで幅広のドアステップになっています。整備時に交換することとします。

 

↑1位側です。

 

↑昨日もご紹介しましたが助手席側床下の機器箱はありませんので切除することとします。また乗務員ドアステップは幅広なので、これも交換することとします。

 

↑キハ58 400です。ここでは614を選定します。特に大きな注意点はありませんが、乗務員ドアステップは黒く色挿しすることとします。

 

↑1位側です。

 

↑キハ58は441以降は助手席側床下の機器箱(発電動機箱)がありませんでしたので整備時に切除します。乗務員ドアステップは幅狭であってますのでこれは黒く色挿ししてそのまま使います。

 

 

↑ぱっと見ただの塗り替え製品に見えますが、実は細かいところが新規金型で再現された傑作です。個人的にはもっと評価されても良い製品だと思います。

 

 

では整備加工に入ります。

 

↑平窓車の前位側ステップパーツは、機器箱を切除するのとステップを黒く塗る作業をします。

 

↑1500番代冷房車の水タンクは、1502を選定すると平窓用に準じたアルミタンクになります。よってこれは交換することにします。

 

↑平窓用の水タンクをあてがうと若干爪部の寸法が違うので、屋根板側は端の2つ開いている穴を外側に若干拡げます。また前位側の大きい爪は掛かりませんので、タンク側に付いている爪を切除し、ゴム系接着剤で固定することとしました。

 

↑こんな感じで完成です。

 

↑どうしようか悩みましたが、この車両もKATO製のジャンパパーツを取り付けることにしました。キハ58 400を幌付きにすることとし、制御用KE53もケーブル付きにします。車体にモールドされている栓納めを切り取り、0.7mmのドリルで穴あけしたのち若干縦長になるようにドリルの刃で拡げました。

 

↑KATO製のジャンパパーツはミッチャクロンを塗布したのち、栓納め部を白に、ケーブル部を黒に塗装しました。

 

↑平窓用のTNは、ドアステップを黒く塗り機器箱を切除しました。

 

↑モデルチェンジ車用のスカートは、乗務員ドアステップを黒く塗りました。

 

 

ではこれらを元通り組み立てて完成です。

 

↑ジャンパパーツが付き実感的になりましたね。

 

 

キハ58 614

 

↑この車を幌付きにしました。正面にはKATO製の冷房用および制御用ジャンパパーツを取り付けています。幌はJR化直後の盛岡ではグレー幌が多かったのでそのまま付けています。

 

↑1位側です。本来は実車は乗降ドア下部の丸窓を埋められていましたので、気になる方は埋めると良いと思います。

 

↑助手席側床下の機器箱は切除し、乗務員ドアステップは黒く塗装しています。スノープロウは実車は単線用を付けていましたが私はまちがって複線用を付けてしまいました(汗) 後で直すこととします。

 

 

キハ28 2047

 

↑キハ28 2047です。模型がほぼ実車に忠実に再現されているのであまり手を入れる所はありません。この車は幌無しの向きとしたので、冷房用のジャンパケーブルのみ取り付けています。

 

↑1位側です。

 

↑助手席側床下の機器箱は不要なので切除しています。また乗務員ドアステップは実車は幅広でしたので、銀河モデルのパーツを取り付けています。ジャンパパーツは栓納めを白く塗りましたが、ミッチャクロンを塗布しても剥がれがちなのであとで再度タッチアップした方が良さそうですね。

 

↑後位側は特に弄っていません。

 

 

キハ58 1502

 

↑この車も幌無しの向きで、冷房用のジャンパパーツのみ取り付けています。

 

↑スカート後部の乗務員ドアステップは黒く塗っています。

 

↑後位側です。屋根上の水タンクを交換しているのがポイントです。

 

↑TomixさんはKATOさんと違い水タンクが別パーツで、また分売もあるので比較的容易に交換できます。これがKATO製品であったら非常に面倒です。

 

 

これで完成しました。

 

↑これで急行「陸中」の3両編成が完成です。悲しいのは20年前の旧ロット製品とぱっと見は大して変わらないことでしょうか…。実は色々と変わっているのですがね。
 

この製品も非常にクオリティーが高くかなりお気に入りの車となりましたが、ネットを見ていると想像通り発売されたばかりのKATO製「サフィール踊り子」やTomix製の「117系 West Express銀河」や、新たにKATOから製品化が発表された「E257系踊り子」の話題ばかりで、このキハ58系盛岡シリーズなんて誰にも見向きもされていないようです…。

 

今回は「陸中」は1セットしか買いませんでしたが、もう1セット買って別の車両を再現するのも意外と面白そうです。ただ平窓非冷房車を4セットも買ってしまったのでヤバい状態なので無理でしょうが…。

 

ということで出たてのキハ58系急行「陸中」セットの整備でした。本当は本日続けて非冷房車も整備したかったのですが「陸中」に思った以上に手間を食ったこと、また非冷房車も少しずつ整備して楽しみを残したかったことから、続きは次回以降にしたいと思います。

 

 

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。それでは次回もお楽しみに!!

 

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にもキハ58系各車の解説がありますのでご覧になってください。