愛知高速鉄道東部丘陵線乗りつぶし | 乗りつぶしに行ってきた!

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JR全線完乗が目標!(現在は99%乗車済)

2020年12月31日(木)

12時 藤が丘駅

 

愛知高速交通東部丘陵線は2005年に開催された愛知万博に合わせて作られた路線で磁石の反発で車両を浮かせて走る磁気浮上式鉄道(リニアモーターカー)で営業用として走るのは日本ではこの路線が初となります。

愛称はリニアモーターカーを略したリニモ

 

 
藤が丘で1DAYフリーきっぷを購入してホームがある地下2階へ。
 
 

車両はリニモ開通と同時に製造された100形で3両編成で、

車内はセミクロスシートとなっていて、中央部がボックス、ドア付近はクロスシートとなっています。

 
 
先頭車両の運転台の後ろは前面展望が楽しめるように座席が配置されています。
 
 
座ってみるとしっかりクッションが効いていて全区間乗っても乗車時間は17分なんですが、1時間座っていても疲れないかと思いました。
今回は初乗車だったので、前面展望席で移動。
 
 

藤が丘12時19分→八草12時36分

 

 

地下駅の藤が丘を出発すると右に緩やかにカーブしながら、

 

 
上下線のクロッシング箇所を抜けて、
 
 

急に左に曲がって、最後に緩やかに右に曲がりながら地下区間を進みつつもひたすら勾配を登っていくと、

 

 

光が見えてきて地上区間に出るとすぐに、はなみずき通に到着。

 

 

ここから先は高架駅ばかりなので、リニモの中で唯一の地下駅は藤が丘で唯一の地上駅ははなみずき通となります。

リニモでは基本的に全区間無人自動運転されるので、運転士も車掌もいないわけですが、藤が丘はなみずき通間の地下区間は安全確認のため運転はしませんが、乗務員が1区間だけ乗車しています。

他には早朝や深夜帯だと全区間で乗務員が乗車しています。

はなみずき通を出発すると、全線高架区間となるので、さらに上って杁ヶ池公園に到着。

 

 

 

 
リニモには全部で9つ駅がありますが、全ての駅にホームドアがつけられています。
 
 

安全上の観点で取り付けられているわけですが、ホーム上で車両を撮影するときはやや不便ですね。

長久手古戦場までは周辺は住宅地が密集していたわけですが、長久手古戦場より先は路線名(東部丘陵線)の通り、丘陵地帯へ突入していきます。(なんか法律の決まりで住宅地を造成できないんだとか。)

 
 

すぐ横には県道6号線が通っていて、ひっきりなしに車が走行しているので寂しさは感じません。

芸大通を過ぎて公園西に向かっていると、前方右手に観覧車が登場。

 
 

この観覧車は愛・地球博記念公園(モリコロパーク)内にある観覧車で正式名称は”大観覧車”。

愛・地球博記念公園は2005年に開催された愛知万博の跡地にできた公園で万博開催中は各国のパビリオンがあったわけですが、撤去後にできた観覧車で高さは88mで東海エリアでは最大級。

 

 
 
進行方向左側には2017年に開業されたIKEAを発見。
 
 

駅からシャトルバスに乗らないとならないIKEAに比べれば、駅近にIKEAがあるのは羨ましいことです。

愛・地球博記念公園に到着前はキツい上り勾配を上がっていき到着。

 
 
到着前にはリニモの途中駅としては唯一のダブルクロッシング分岐器が備わっていて、列車種別で快速が設定されていれば2面3線の構造の駅なので追い越しも可能なわけですが、あいにく種別は全て普通なので、追い越しをする機会は余程のことがない限り発生しないでしょう。
 
 

愛・地球博記念公園の先には車両基地があることから、少し進むと上下線の間に連絡線が通っていて、連絡線のみ下っていて、進行方向右手に見える車両基地へ向かっていきます。

 
 
陶磁資料館南に到着。
 
 
もうここまでくると秘境感漂う区間となり、大都会・名古屋から1時間もかかっていない場所とは思えない車窓が広がっていました。
 
 
そんなことを思っていると終点の八草に到着。
 
 

ということで片道17分間のリニア体験だったわけですが、上り下りの激しい中を無人自動運転で速度調整をかけながら進み、最高速度は100km/hながら走行音は静かでした。

時速100kmはリニアの中ではまだまだ遅い速度で品川名古屋間で建設が進んでいるリニア中央新幹線が最速505km/hを予定していますから、2027年開業予定ということでまだまだ先の話ですけども、その時の走行音や揺れが気になるところです。