前回の続きで大井川鐵道での撮影を終えてから帰路での話題になりますが、いろいろ見処があったのでちょっと長くなります~
金谷駅に戻るとJRのホームの後ろに見事なしだれ桜があるのを発見!乗り換えの僅かな時間に大急ぎでホームから柵越しに腕を伸ばして撮りました。
桜の名所として必ず紹介される何とかのしだれ桜に比べれば全くマイナーですが、強めのピンク色が目にも鮮やかで川根路に来て最後のいい土産になりました
そして時間も未だ早いしこのまま帰京するのは勿体ないので、東海道線の吉原で途中下車して岳南鉄道のある駅を訪れることにします。
ちょうどいいことに乗車するのは桜の塗装が施されている元京王3000系を改装した7000形です。
車内にもいろんな所に桜の飾りがあって、内外共に春一色です。
目指すはつい先日国の登録有形文化財に指定された「本吉原駅」で、ホームの独特のアーチ形の屋根の支柱が売りです。
ホームは1950年製とのことでそんなに古い訳ではありませんが、この石積みもとても特徴的なのだそうです。
ここは岳鉄の本社の所在地ですが、駅は無人駅で後ろは工場と極めて殺風景で、何となく神奈川の鶴見線の駅を彷彿させます。
直ぐ隣りの「吉原本町」の方が昔東海道五十三次の宿場だった繁華街の中にあるので、時間潰しにそこまで歩いてみることにします。
駅の近くのメインストリートの脇で桜が咲いているいい感じの神社を見つけました。
周囲は居酒屋やスナックが密集している歓楽街で、宿場町として江戸時代からずっと賑わってきたのが分かりますが、この時間は未だひっそりしていました。
駅前を通るアーケードの大通りはややシャッター通りの趣で、ちょっと元気がありません。
こちらは有人駅ですが、完全に町外れにある海沿いのJRの駅と比べるとこじんまりとしています。
駅の裏手は直ぐ地元の寺の境内になっていて、立派な鐘撞き堂や~
素朴な地蔵堂があり、街中で何かほのぼのとした感じを醸し出しています。
ここのホームも昔のY字形の支柱がローカルムードを一段と高めていて、ジオラマの世界のようです。
大井川から岳南鉄道まで桜づくしの一日で、素敵な春の一日を過ごすことができました♪