【今から24年前に】新幹線「500系」が営業運転開始 鳥からヒントを得た「世界最速」

 1997(平成9)年の3月22日、新幹線の500系電車が営業運転を開始しました。

500系は山陽新幹線で営業最高速度300km/hを実現。鉄の車輪とレールで走る鉄道車両としては当時、世界最速でした。これを実現したのは“初代新幹線”の0系電車以来の全車両モーター搭載による高出力、そして車体はアルミハニカム構造材料の採用による軽量化です。

独特の流線形はトンネル進入時の衝撃を抑制するため、カワセミの頭からヒントを得て設計されたそうです。また、架線から電気を取り入れるパンタグラフの形状も、騒音対策としてフクロウの羽がヒントになっています。

車体は航空機のように丸い構造で、列車編成の両先端車両には乗客が乗り降りする

出入り口ドアーが一箇所しかなく、乗客の乗り降りに時間がかかると言う理由で当時の

JR東海から嫌われ、東海道新幹線から姿を消した理由の一つです!

 流麗な姿で多くの人に親しまれた500系も、2010年(平成22)年までに東海道新幹線から引退。現在は山陽新幹線の各駅停車「こだま」と博多南線で運転されています。

 

 

北海道新幹線 GWも青函TNで「時速210km運転」 東京~新函館北斗最速3時間54分

年末年始に続き、最高速度を50km/h引き上げます。

 JR北海道は2021年3月18日(木)、北海道新幹線の青函トンネル内で、ゴールデンウイーク期間に時速210km運転を行うと発表しました。

 青函トンネルで新幹線が高速走行を行うのは、直近の年末年始に続いて2度目。通常は時速160kmで運転していますが、この期間は時速210kmに引き上げます。

 これにより、所要時間は3分短縮され、東京~新函館北斗間は3時間54分となります。

 区間は青函トンネル内の上下線、約54kmです。実施期間は5月3日(月)~6日(木)の4日間で、始発列車から、奥津軽いまべつを15時34分に到着する「はやぶさ34号」までの列車の、上下線各7本が対象です(4日、5日のみ臨時「はやぶさ9号」も含む)。

 なお、所要時間が短縮されることにより、一部列車で駅の発着時刻も変更されます。また、新函館北斗駅で新幹線に接続する「はこだてライナー」のほか、快速エアポート、千歳線・室蘭本線・函館本線の一部列車で、時刻の変更が行われます。 

 JR北海道は北海道新幹線の札幌~東京間を、最速4時間半で結ぶことを目指しています。特に新函館北斗~札幌間を320km/hで運転できるよう、防音壁や高架橋の強化などの追加工事を同社負担で行うとしています。

 

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