先日KATOより特別企画品の8両セットが発売されました、E261系サフィール踊り子がようやく我が家にも届きましたので紹介していこうと思います。

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KATO 10-1644 E261系「サフィール踊り子」8両セット(特別企画品)

今回入線したのは先行発売された特別企画品8両セットで、来月には通常品の4両基本・4両増結セットが発売予定です。

実車は老朽化した251系「スーパービュー踊り子」の置換えと伊豆の旅をさらに魅力的にすることを目的に製造された直流特急形電車で、全車グリーン車(一部個室)且つ新幹線のグランクラスにあたるプレミアムグリーン車を連結するなど、以前のスーパービュー踊り子より更にワンランク上の観光特急として、東京・新宿~伊豆急下田間の「サフィール踊り子」専用車両として2020年3月のダイヤ改正でデビューしました。
また、特急形車両としては初めてINTEROSSを搭載した形式となっています。
模型としては、昨年夏にKATOよりE257系2000番台と同時に製品化発表され、当方では特別企画品を予約購入する形となりました。

では製品を見ていきます。

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ブックケース・紙箱の外観はいつもの緑色のものではなく、サフィールをイメージした青色の専用品になっています。色味は空色に近い感じでサフィールとはちょっと印象が違う気もしますが…。

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製品状態で8両用の専用ウレタンが採用されています。
通常品では設定されるボディのASSYパーツが特別企画品では設定されないため、説明書は特別企画品8両セット専用となっています。

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付属品は行先表示シールのみです。
収録されている表示は、 サフィール踊り子1号 伊豆急下田(日本語・英語)、サフィール踊り子2号 東京(日本語・英語)、サフィール踊り子5号 伊豆急下田(日本語) となっています。

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1・8号車、4号車山側・5号車海側の「Saphir ODORIKO」のロゴは綺麗に印刷されており、号車によるロゴサイズの違いなどもしっかり再現されています。先頭車の保安装置表記やエンド表記も、ロゴ同様綺麗に印刷されています。

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ヘッド・テールライトはいつものKATOらしく明るく綺麗に点灯します。
下部ヘッドライト消灯時のLEDのつぶつぶ感も良い感じに表現されているのではないでしょうか。
ワイパーはいつも通りガラス側へのモールド表現となっている他、JRマークや「RS1」の編成番号などは綺麗に印刷されています。
先頭部のカプラーはダミーカプラーとなっています。
なお、スカート上部については白の塗分けが省略されていますが、ここを印刷で表現しようとすると作業工程が1工程増えて価格に転嫁すると思うので、値段とクオリティのバランスを考えると仕方ないかなと個人的には考えています(文句を言うなら手を動かせ)。

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中間のカプラーは全てフックなしのボディマウントKATOカプラー密連型#2が標準装備となっており、実感的な連結間隔となっています。
車端部機器はいつものKATO製品らしくカプラーと干渉しないようハリボテで再現されています。

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屋根上のアンテナ類は、台座が屋根側へのモールド、アンテナ本体が別パーツで再現されており、1号車と8号車でしっかりと作り分けられています。
屋根上部のすべり止め部はモールドでざらついた状態が再現されています。

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パンタグラフはE261系専用品が新規に起こされています。
摺り板部の安定感は近年のKATOらしく良さげで、畳んだ状態でも見栄えのするものとなっています。

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青、白、グレーの各色の発色は良さげで、特に青に関してはラメは強めですが、実車同様に見る角度によって色味が変わって見えるのが再現されています。ここは「さすがE655系のマジョーラ塗装を平然と再現してきたKATO」といったところでしょうか。
行先表示は凹モールドに消灯時を再現した黒色が印刷されています。

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床下機器はJR東日本新系列電車標準の濃灰が整形色で再現されています。
写真では伝わりづらいですが、特に床下に設置されたクーラーのファンの表現が個人的には志向でした。

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1号車のプレミアムグリーン車については独特のシートが内装パーツでしっかりと再現されており非常に好印象です。

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ドア横のプレミアムグリーン車表記は、他号車のグリーンマークより大きく目立つのもしっかりと再現されています。印刷は圃場に綺麗です。

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個室車については、山側の通路仕切りや海側の個室内装までしっかりと再現されています。

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4号車の食堂車は、テーブルランプと海側カウンター席の足元灯が綺麗に点灯します。ちなみにこの製品は室内灯はオプションですが専用設計の室内灯プリズムが組込み済みとなっており室内灯基盤のみを取付ければ室内灯の点灯が可能になっていますが、天窓からプリズムが透けて見えるといったことはなく巧妙に隠されています。

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食堂車海側の窓は他号車と比べてい団高くなっているのもしっかりと再現されています。

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一見JR東日本の他の特急形車両との共通性がないように感じられますが、5号車の多目的室周辺などにはE259系以降のJR東日本特急形グリーン車設計思想の面影が見られます。

では各車を見ていきましょう。
プロトタイプはJR東日本大宮総合車両センター(宮オオ)RS1編成です。
←伊豆急下田
                    東京・新宿→

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1号車 クロE260-1 プレミアムグリーン車
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2号車 モロE260-101 グリーン個室
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3号車 モロE261-101 グリーン個室
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4号車 サシE261-1 ヌードルカー
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5号車 モロE261-1 グリーン車  動力車
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6号車 モロE260-1 グリーン車
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7号車 モロE261-201 グリーン車
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8号車 クロE261-1 グリーン車

非常に気合の入った製品となっており各部よくできていたので、非常に満足のいく製品でした。
E261系と同時に製品化が発表されたE257系2000番台についても、修善寺編成の2500番台とともにカタログで再度発表(セット構成が当初発表から変わってた)されたので、はやくE261系とE257系を並べて今の伊豆特急で遊びたいものです。

最後は我が家に在籍する特急「踊り子」の並びで。

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