海里のコンパートメントに乗る | 車内販売でございます。

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車内販売を13年半で10000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 各地の観光列車に乗り鉄しています。

羽越線の観光列車「海里」に乗ってきました。

乗車2回目の今回は、下りのコンパートメントに乗りました。

 

【1】海里とは

「海里(かいり)」は、新潟駅と酒田駅の間を走ります。羽越線と白新線を走る快速で、4両編成の観光列車です。

2019年10月から走り始めましたので、デビューから1年半経っています。

 

【2】赤い車体

海里は、ディーゼルハイブリッド車両です。

先頭は赤と黒の塗色です。

赤色は夕日をイメージしたサンセットオレンジ、白は新雪を表しているのだそうです。

目立ちませんが「KAIRI」と書かれています↓

中間の2号車と3号車は、赤ではなく銀色の車体になります。

新しい車両ですから、カッコいいですね。

 

【3】1号車の座席

酒田寄り1号車は、リクライニングシート30席です。

快速の指定席扱いですので、青春18きっぷプラス指定席券840円でも乗ることができます。

前の座席との間隔(シートピッチ)が広く、快適な座り心地だと感じます。

新しい車両で、快適です。

 

【4】2号車のコンパートメント

2号車は、4人グループ向けのコンパートメント席です。

こちらも840円の指定席券で乗ることができます。

扉はないものの、プチ個室状態です。

私は今回、1人でコンパートメント席に乗りましたが、人気がある季節だと、相席になる可能性が高くなります。

弁当を広げるには十分な広さのテーブルがあります。

アクリル板を設置しているとはいえ、時節柄、大声で話し続けるわけにはいきませんが。

このコンパートメント席の特色は、座席を引き延ばしてフルフラットにできる点です。

上の写真は、右だけ座席を引き延ばした状態です。

左右両方とも引き延ばすと、下の写真のようになります。

 

このコンパートメントには、コンセントが1か所ついています。

スマホの充電ができて便利でした。

 

コンパートメントには、2か所のライトをつけられます。

テーブルの窓の近くに設置されている半円状のライトを、トンネル内でつけると写真のようになりました↓。

日没後だと雰囲気が出ます。

私は「海里」の指定券を買いに行って、指定券券売機で確認したら、1号車のリクライニングシートは、海側の窓側は全部、山側も多くが埋まっていました。窓口でコンパートメントを確認したら、1両で1人しか埋まっていない状態でした。

そんなわけでコンパートメントを狙ったわけです。

コンパートメントは、特に小さな子どもと一緒の家族連れには、絶好の席でしょう。

コンパートメントの席は、全部海側です。

通路もオシャレです。

 

【5】4号車のダイニング

新潟寄り4号車は、食事がセットになった旅行商品を利用する客の車両です。

アテンダントさんが、丁寧な応対をしてくれるようです。ただし、指定席車両の客は立ち入りできません。

↑写真は2019年12月撮影

旅行商品ですと割引切符が使えませんが、旅行商品もいいですねえ。

 

【6】3号車・売店イベントスペース

3号車は、売店とイベントスペースです。

イベントスペースは、コロナの影響でイベントが開催されてはいませんでした。

売店では、飲食物とグッズの販売があります。

指定席の客でも、お酒やコーヒーを買えます。ただし弁当などの腹の足しになる品は予約制です。

メニューを見ると・・・

飲み物は、かなり充実しています。

ただし、おつまみは普通列車グリーン車でも買える簡単な品が中心です。

まとまった食べ物は、駅で何か準備したほうが良いでしょう。

地元の特産物とグッズは、現物が置かれています。

 「はやぶさ」「ひたち」等、JR東日本の観光列車の車内販売は、3/25現在休止していますが、「海里」「ハイレール」等の観光列車では営業しています。

 

ちなみにメニューは、コンパートメントの席に貼られた二次元コードからも読み取れます。

読み取ったら、スマホに画面があらわれました↓。

 

車内販売で買った品物ですが、

1回目は、生ビール510円です。

駅で買った弁当を、生ビール「風味爽快ニシテ」で食べました。これは美味いです。

 

2回目に出向いて、山形おこし400円を買いました。

海里のデザインの水も、130円と安かったので一緒に買いました。

 

スタンプも3号車のイベントスペースに、用意されています。

 

【7】桑川駅で停車

桑川駅で、上り下りとも停車します。

桑川駅は、海の目の前ですから、海岸の岩場に出ることができます。

羽越線は、日本海がよく見える区間がありますが、やはり海まで歩けるのは大きいです。

季節によっては、晴れれば、日本海に沈む美しい夕日を眺めることができます。

そして、桑川駅の建物では、土産物が買えます。

人気なのは、「日本海ソフトクリーム」300円です。

美味しいものの、量は少ないです。地元の方が食べていた350円のアイスはボリュームあって、むしろそちらの方が良かったな。

 

【8】河川敷の歓迎

白新線の途中の河川敷で、関係者が海里に向かって大きな手を振ってくれました。

車掌からも放送で案内がありました。

 

 

■以前の「海里」の記事です。

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1ヶ月間、泊まりでの乗り鉄は控えていましたが、明日から四国に出かけます。四種類の観光列車に乗ってきます。