【ラストランは8月!?】定期運用離脱の近鉄12200系イベント続々!臨時特急も運行

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2021年2月、「スナックカー」の愛称で親しまれている近鉄12200系が定期運用から離脱しました。

その後の去就が注目されていましたが、同年4月に12200系を使った臨時列車を運行することが発表されています。

オリジナルカラーの12200系に出会える臨時列車をお伝えするとともに、今後の動向を考えます。

ひっそりと定期運用から離脱した12200系

1969年のデビュー以降、長年にわたり近鉄特急を支えてきた12200系。しかし「ひのとり」などの新型特急のデビューと老朽化により、定期特急列車の運用から引退することになりました。

2021年2月12日、イベントが開催されることなくひっそりと12200系は定期運用から離脱。最後まで残った12200系は4両3編成でした。2月時点では大阪上本町には乗り入れず、京都~橿原神宮前間の特急運用を中心に活躍していました。

ところで12200系の運用を語る上で忘れてはならないのが15200系「あおぞらⅡ」です。15200系「あおぞらⅡ」は12200系を改造した波動用の車両です。2021年に定期運用から引退した12200系が15200系として再出発し、従来から存在した15200系4編成が廃車になりました。

定期運用を終了した12200系でしたが、このうち最後まで残ったNS49は「あおぞらⅡ」のヘッドマークを掲げて本線上に再登場、2月26日には天理臨の運用に就きました(過去記事)。現在のところ「あおぞらⅡ」のヘッドマーク掲載以外に少なくとも外観には変化は見られず、今後どのような動きとなるのか注目されています。

近鉄が12200系を使った臨時特急列車を運行

3月23日に旅行会社クラブツーリズムが12200系NS39を使った使用したツアーが実施されています。

更に、3月8日には12200系を使った臨時特急列車を運行することも発表されており、近鉄ファンを賑わせました。

運転日は4月10日(土),11日(日),25日(日),29日(木祝)の計4日です。区間は大阪上本町~賢島と近鉄名古屋~賢島の1日各1往復です。ダイヤは中間駅に数多く停車する「乙特急」と類似しています。

一般の特急列車と同様に乗車には乗車券の他に特急券が必要です。特急券は各列車とも運転日の1カ月前(同日)の10時30分から発売されます。特急券の購入方法は通常の特急列車と変わりはありません。

近鉄ホームページを見ると臨時特急列車は12200系4両編成で運行されることが読み取れます。

このほか、オンラインにて12200系引退記念グッズの販売も実施されています。内容は12200系ピンバッジセット、12200系メタルキーホルダーです。発売場所は近鉄百貨店ネットショップで、売り切れ次第販売を終了です。

活躍は2021年5月まで?8月まで?気になる12200系の今後

最近の発表(PDF)では、5月15日(土)に青山町車庫で「さよなら12200系特急車両撮影会ツアー」が開催されることが決まっています。こちらは3月23日からインターネットで募集を開始します。

少なくとも5月中旬までは12200系の塗装は従来の近鉄特急色のままの姿を見ることが出来ることが明らかになりました。そして、既に発売されている引退記念切符には「2021年春をもって引退します」との記載・発表されたツアー名称からは夏となる6月以降の運転は考えにくいところでした。

しかしながら、この発表では予告として「12200系ラストラン(8月予定)」との記述が小さめにあり、夏までの活躍が計画されていることが明らかにされています。

もちろん残されている編成についても、いずれは波動用として「おおぞらⅡ」に改造するか廃車解体となるかのいずれかとなる流れには変わりありません。

回数は少ないながらも、12200系の勇姿・近鉄伝統の特急色をもうしばらく見ることができそうです。残されたチャンスを有意義にしたいですね。

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