総合車両電車市場オリジナル鉄道コレクション 東急電鉄1000系 3両セット のレビュー的なもの | TKKseries8000‐677

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東京急行メインに旧大東急系の京王帝都・小田急・京浜急行など
撮りも模型もやっているけど、どっちも中途半端…どうやら最近のメインコンテンツは模型のようであるが、一応このブログのメインは実車の写真

 

今年は完全に他社被りネタ…ということで、あまり注目されなかった感のある電車市場の東急鉄コレ

 

どんなもんかな…という意味合いも込めて余裕綽々でしたが購入しましたのでレビュー的なものでございます。

 

 

パッケージ

 

1000系の中でも1000N´と呼ばれる当初池上線でのワンマン運転に対応したグループの現行の姿がプロトタイプなのでパッケージ写真も現代、箱のデザインはシルバーベースに赤帯をイメージした帯が入ったもの

 

写真は池上線池上駅手前のカーブ辺りで撮影でしょうかね?

 

 

箱の上下面は正面のイラスト

 

 

左右面は編成での側面イラスト

 

都内では珍しい3両編成で完結する電車ではあるので、プロトタイプ的には鉄コレ向けではあるんですけどね…

 

 

裏面

 

中蓋があるのでステッカー類の解説のみ

 

 

別売パーツの案内

 

パンタグラフに関してはあくまでも現行仕様なのでシングルアームパンタグラフの案内のみで菱形パンタグラフは無し

 

 

発売元は企画&販売共に総合車両製作所電車市場となっていますが…何やら怪しげなシール処理

 

 

剥がしてみますと…御覧の通り

 

直前に発売形態が変更になったのか、はたまたトミーテック側の印刷ミスだったのか、果たして?w

 

 

中面を眺めてみます。

 

 

蓋部分には形式の諸説明など

 

 

編成図の案内はなんとなくTOMIXチックなものにw

 

年代的には鉄コレというよりもこちらに近い気はしますが、やはり完成品となると厳しいのが私鉄電車なんでしょうねぇ…

 

 

車両の収納はこんな感じ

 

ということで、中身を開封してみます。

 

 

付属のステッカーは東急スタイル限定品も含めてすべて共通のもの

 

池多摩線の各種行き先表示や、製品に適合する1000系&1500番台の車番が入っています。

 

が、1500番台の車番はフォントは適正なものの旧仕様の紺色での表現になってしまっているのでこちらはエラー

 

インレタで対応しましょう

 

 

付属の台車枠&アンテナパーツ

 

台車枠はしっかりと1000系用のTS-1006台車になっています。

 

 

お待ちかねの車両を見ていきます。

 

五反田・多摩川方先頭車の1号車クハ1000形

 

 

前面

 

試作品の時に色々と気になる部分がありましたが、何故やったのかよく分からない貫通扉の縁取りが無くなって意外と良い感じにはなったのかなとは

 

普通に似ていると思います。

 

 

が、ここだけはいただけない部分としてライト

 

ライト淵内に塗装がなされておらず巨大に見えてしまって非常に損をしている感じ…ライト部分に色差しをしてやれば良くならないかと期待しております。

 

あとは、下部のスカートも若干歪んでいるというか形状が???な部分は正直

 

本当は外してあげたいのですが、あくまでも現行仕様で手すり無しの前面を忠実に再現している上に、ライト淵内にLEDの粒粒まで再現されているので大人しく現行で楽しみます。

 

 

側面

 

印刷済みの号車表記、車番と東急ロゴ部分が凸モールドになっているなど嬉しい部分はあるのですが、銀色一色なので手を入れたいところ

 

ドア窓周りの表現もGMを見慣れてしまっていると直角に近い気がしていささか気になるところでありましょうか…

 

 

足回り

 

台車は適正ですが、床下機器に関しては7700系以来鉄コレ各形式で使いまわされている汎用のものw

 

まぁ701系に使うよりは同じ東急で東洋電機製のGTO‐VVVF制御車という共通点はあるのでマシな感じは…

 

 

妻面側

 

妻面のガラスにはちゃんとクリアパーツが来ています。

 

 

屋根周り

 

 

クーラーパーツは1000系専用のRPU‐2214Bを搭載

 

この点は鉄コレの強みといえますね

 

 

分解して車内を眺めてみる

 

現行のイメージなので、座席の緑モケットをイメージして緑色の成型パーツでありました。

 

 

問題の前面クリアパーツ

 

概ねの印象は良いのですが、やはりライト周りが未塗装で済まされてしまっているのが印象を悪くしている感じ

 

同じ鉄コレの西鉄8000形や名市交3050形もこんな感じのライト周りで大分失敗していた感があったので、鉄コレ的に非常に苦手な表現なんでありましょうな…

 

 

ちなみになのですが、クリアパーツを外した1000系を見てみるとなかなかそれっぽい雰囲気…

 

やはり違和感の原因はクリアパーツがすべてのようでありますねorz

 

 

中間車の2号車デハ1200形

 

 

上り方の妻面

 

貫通扉ありですが、ぶっちゃけこちらの表現は鉄コレに分があってGMよりも似ている印象

 

残念ながら鉄コレも流石に貫通扉にまではガラスパーツが無し

 

 

側面

 

足回りには7700系の時に見たVVVFの床下機器が並びますが、私的にはそこまで違和感はないかなとは…

 

流用で済ますってことを前提に考えれば一番それっぽいものでありましょう

 

 

下り方の妻面より

 

 

屋根周り

 

左右でヒューズ箱が違うのはどうやら鉄コレが適正っぽく

 

屋根周りに関してはクーラーも含めて結構鉄コレの方に分がありそうですね。

 

 

蒲田方先頭車の3号車デハ1310形

 

 

短編成を組む際に必要になる電動車の先頭車で、模型的にはデハ1200形と同様の床下機器が並びます。

 

 

先頭車にパンタグラフがある車両が新造されたのは、東急の鉄道線では1000系が最後(※横浜高速鉄道のY000系除く)なのですが、重厚感がある先頭車はなかなか格好良いですね

 

 

屋根周り

 

 

レビュー写真を撮っている時に気づいたのですが、なんと中間車と先頭車で両車両右側にあるランボードの長さの差を表現していてビックリ…まさかここまでやっているとは

 

 

ちなみにですが、GMは全て中間車ベースの屋根で表現してしまっているので…

 

 

左の鉄コレと右のGM製品で比較するとこんな感じ

 

GM製品は先頭車と考えると屋根のランボードがアンテナよりも長くなってしまっていてエラーという形になります。

 

正直これぐらいなら…とも思う部分でありますが、しっかりと別金型で表現した鉄コレは凄いと思います。

 

 

ということで、総合車両電車市場オリジナル鉄道コレクション 東急電鉄1000系 3両セット のレビュー的なものでした!

 

正直なところ「何故にダダ被りのこの題材?」って思いは今もあるのですが、前評判以上に意外とGM製品で表現出来てない部分が上手く出来ていたりして見ていて楽しい模型でありました。

 

ライト周りさえ何とかできれば、より長所の部分も活かせそうな気がするので個人的にも予想外にもう何箱かリピートしてしまいそうであります。

 

気になるGM製品との比較も撮ってみましたので、近日中に記事を上げたいと思います。