-遠矢(14:25発)-東釧路(15:55着)-
※この全駅間歩きは2014年9月に歩いたものです。
細岡展望台から尾根に沿って砂利道を延々歩き、遠矢駅へ向かいました。
遠矢(とおや)駅に着きました。
周囲は住宅地で、生活臭が感じられる駅でした。
SLもノロッコ号も通過してしまいますが、利用者がいない駅というわけではありません。
釧路近辺以外の駅で「遠矢」までと言ったら、
「洞爺」までの切符が出てくること請け合いですね。
駅名のアイヌ語由来は「湖(沼)岸」で一緒だから仕方ありませんが。
ホームは1面2線です。
おっ、ちょうど列車がやって来たぞ。
乗客を一人降ろして、列車は釧路湿原へ走り去っていきました。
遠矢駅の1日利用者は12人ほどとのこと。
ここで遅めの昼食休憩をとりました。
細岡展望台からあまり休憩せずに歩いたうえ、
8km以上も砂利道を歩いた足はまさに満身創痍。
もはや立ち上がることもままならず、休憩時間はずっと待合室で過ごしました。
次の駅は、東釧路。
釧網本線全駅間歩きもいよいよ大詰めです。
100数km地点あたりから歩いてきた国道391号もあと6kmでゴールです。
もうひとふんばり。
駅から1kmほど進んだこのあたりが遠矢の中心部っぽい。
やっぱり周囲は住宅地ですが。
遠矢市街を抜けると、ローカルな風景に。
ちょっと心配になりますが、釧路まで9kmという標識も出ています。
釧路川が迫ってきました。
対岸は釧路湿原です。
釧路行き列車が走り去っていきました。
東釧路まであと4km弱。
足の痛みも身体の疲労もピークに達しています。
国道の残距離が確実に0に近づいていくことだけが救いです。
遠矢駅からラストにありがちな直線を歩くこと1時間。
国道が2車線となり、工場と思しき建物が増えてきました。
どうやら釧路市街地にさしかかったようです。
…といっても、釧路町なんですけどね。
国道391号の終点まであと少しです。
国道391号の終点にたどり着きました。
え?起点じゃないかって??
起点は終点、終点は起点ですよ。
そのまま進んで、別保橋を渡りました。
ここでようやく釧路市に入りましたが、カントリーサインはありませんでした。
…結構ガッカリ。
川を渡って2つ目の交差点を左折。
スーパーの横を抜けて、目立たないアクセス路を通って…
東釧路駅に着きました。
根室本線と釧網本線が分岐する駅です。
昔はそうじゃなかったのかもしれませんが、
今はスーパーの影に隠れるように、ひっそり佇んでいます。
ホームは1面2線です。
原則として1番線を釧網本線、2番線を根室本線が使用しています。
…写真撮ってるの、根室本線の側だぞ。
東釧路駅は釧網本線の起点。
ホームの東端まで行けば両者が分岐する様子も見られたのですが、
足がそこまで歩きたくないと言っていたので、行きませんでした。
駅構内に0キロポストがあったのですが、それすら撮っていないという始末。
ちょうど網走行きの列車が入ってきました。
学校帰りの高校生ですでに混雑していましたが、
ここでも数人が乗り込みました。
さあ、ゴールは目前ですよ。
(最終回へ続く)
遠矢駅先から東釧路駅手前までのGPSログ(1/40,000)です。
遠矢駅からずっと歩道が続いているので歩きやすかったのですが、
直線がひたすら続くのが…。