SL冬の湿原号の乗車記です。

車両や座席については前編 をご覧ください。



■標茶駅

午後の標茶(しべちゃ)にやってきました。

SL冬の湿原号の運転日ということもあり、駅前は賑やかでした🎉

 

 
訪問したのは今シーズンラストランの2月28日。
さすがに満席になっているようです😅
 
 
標茶町のゆるキャラで牛肉をPRする「ハッピーくろべえ」(左)と、牛乳をPRする「ミルクックさん」(右)がお見送り。
2体とも牛なんですね🐄
 
 
SLの連結シーンを撮影したい人向けに、13:
30~改札開始。
5分ほどして、客車にSLが連結されました。
この時点ではまだ客車のドアは閉まっていて、ドアオープンは15分前の13:45。
 
ホームには標津線(現在は廃線)起点の碑があります。
 
 
今回指定したのは、旧型客車の2号車。
スハシ44という形式です。
「シ」は食堂車を指しますが、厳密にはこの車両は食堂車ではありません😅
 
 
■車内販売
こちらがその売店。
だるまストーブであぶって食べられる「するめ」や、SLプリン、Horo酔いプリンなどが人気商品なのですが、いずれも売り切れ😭
 
 
お話をお伺いすると、午前便で売り切れてしまって、標茶駅では積込しないためだとか。
往復乗車する方も多いと思いますが、午後便のみ乗車の方も一定数いるはずですので、このあたりは改善をお願いしたいです🙏
 
売店にはがっかりしましたが、売店の向かい側はカウンターになっていて、外の景色を楽しむことができます。
 
 
釧路湿原側の席が取れなかった場合には、こちらの場所なら湿原側を楽しむことができますね。
 
■茅沼駅
標茶駅を出発して1つ目の駅、茅沼(かやぬま)タンチョウが飛来する駅として有名。
かつての駅長さんが餌やりをしたことがきっかけで、駅前にタンチョウが集まるようになったとのことで、無人駅になった現在でも地元の方によって餌付けが行われています。
 
この日も4羽のタンチョウを見ることができました。
 
 
エゾシカは道内各地で見かけますが、タンチョウはこの地区でしか見かけないので、やはり注目してしまいます。
 
■塘路駅
塘路(とうろ)では、列車交換のため12分間の停車時間があります。
ここでは、構内踏切から列車全体を撮影することができます。
 
 
なお、ホームの長さの関係で、ドアが開くのは4号車と5号車のみですので、早めに移動しておきましょう。
 
ここでは、オリジナルの制服を着た車掌さんも撮られていただきました。
 
※ブログ掲載ご本人許諾済です。
 
■冬の湿原
列車名にもなっている冬の湿原ですが、釧路川は流れがあるためか凍っていませんでした。
夏よりも穏やかな流れのように感じます。
 
 
林の中に目を凝らすと、エゾシカの姿もありました。
 
 
臨時駅の釧路湿原駅にも停車します。
冬場には、ホームの一部が片付けられてしまうため、鉄骨が剥き出しになっています。
 
 
普段の釧路湿原駅の様子はこちら 。



■旅のフィナーレ
釧路湿原駅を出ると、どんどん釧路市街地へ近づいていきます。
釧路駅到着直前に釧路川を渡るのですが、ここは有名な撮影地。
SL狙いの大勢の撮り鉄の皆様がいらっしゃいました📸
 
 
ところで今春から、SL冬の湿原号は機関車・客車ともに大掛かりな整備を行うとのことです。
一時は老朽化のために運行終了の噂も流れましたが、JR北海道さんの英断により、整備の予算がつきました👏
 
機関車の詳しい状態はわかりませんが、客車に至っては痛みが激しく、車両によっては下の写真のように、大きく塗装が剥げてしまって、サビも出ている状態でした😫
 
 
雰囲気を損ねないようにリニューアルをするということですので、来シーズンの運行の際にはどんな姿になって戻ってくるのか楽しみです😊