群馬県の高崎周辺のJRでは、蒸気機関車が走っています。
その1つ、「SLぐんまよこかわ号」に乗ってきました。
【1】SLぐんまよこかわ号とは
高崎支社には、蒸気機関車と客車があります。
不定期ですが、「高崎~水上間」や「高崎~横川間」などを走っています。
今回わたしが乗ったのは、高崎駅から信越線の横川駅まで走る列車です。
帰りの高崎行きは、電気機関車が先頭となり「ELぐんまよこかわ号」として運転されます。
特急急行ではなく快速扱いですから、乗車券プラス指定席券530円で乗ることができます。
3月は青春18きっぷが利用できますので、安く乗ることもできます。
【2】蒸気機関車
蒸気機関車はD51 498です。
蒸気機関車の形式や、どこを走ってきたという経緯には詳しくありませんので、割愛します。
高崎駅でホームに入線する際には、多くの人がカメラを向けていました。
蒸気機関車の煙と音は、すごく迫力があります。
家族連れなど一般の乗客もいますが、明らかに鉄道ファンという人が多数派でした。
ヘッドマークがついていました。
「信越本線開業135周年」
「SLぐんまよこかわ」
「横川のまちに汽笛は鳴り止まない」
横川は、新幹線開業前は、特急あさまが全部止まって電気機関車の連結をする駅でした。
鉄道で発展してきた街とも言えます。その横川に向けて、出発進行!
【3】レトロな客車
蒸気機関車がけん引する客車は、やはり年季が入っていたほうが雰囲気が出ます。
茶色の昔ながらの客車です。
座席はボックスシートです。
4人ギッシリ座ると狭いのですが、この日は乗車率60%ほど。
比較的余裕がある混み具合でした。
前の席との間隔・シートピッチは狭くないです。
また、座席は古いものではなく、座り心地は良いです。
網棚は、針金でなくて、文字通り「網」です。
懐かしいです。
驚いたのは、日よけです。
この日は天気が悪かったので気が付きにくかったのですが、キレイな柄です。
私の座った5号車は、緑を基調とした花の柄でした。
車内販売のカウンターがある車両は、赤い柄でした。
扉は改造されていて、車掌がスイッチを入れないと開かない状態です。
昔は「上野発一ノ関ゆき」「上野発平ゆき」の客車普通列車では、走行中でも開けることができたのを覚えています。
【4】販売カウンター
「SLぐんまよこかわ号」には、車内販売があります。
販売カウンターに足を運んで、買うことになります。
「SL赤飯まんじゅう」と「じゃがりこ」が置いてありました。
チロルチョコのような形のチョコレート、凝ってますねえ↓
販売カウンターの車両は、大きなテーブルの座席が配置されています。
ゆったりしたスペースです。これは実質フリースペースのようです。
スタンプとノートもありました。
【5】弁当を購入
蒸気機関車に似せた容器の弁当1100円を、車内販売で買いました。
箸にも「D51 498」と記されています。
中身はいろんな具が入っていて、変化に富んでいます。
御飯は、石炭をイメージしたのか、少し黒くなっています。
【5】サイダーも購入
「草津よいとこサイダー」を買いました。
正直言って、しょーもないサイダーです。
たった95mLで200円、高っ! 地元の天然水でも使ってるのかと思ったら、佐賀県の業者です。
では、なぜ買ったかというと、テーブルの「せんぬき」を使いたかったからです。
昔は、列車のテーブルについている「せんぬき」使ったなあ。
この「せんぬき体験」だけで、200円払うのもアリかな。
【6】メニュー
参考までにメニューを。
ホットコーヒーが飲めます。320円です。
往路だけというのは、風味や温度が低下してしまうからでしょうか。「ハイレール」でも同様ですけど。
「蒸気立ち昇るSLぐんまソース焼きそば」が販売終了ですか・・・残念。
【7】沿線からの手振り
横川が近くなると、撮り鉄のカメラマンが大勢待ち構えていました。
乗客に手を振ってくれる人も多く、他の路線とは何か雰囲気が違っている気がしました。
先頭の蒸気機関車を撮ったら、もう終わりという人が多く、余裕があるのでしょうか。
横川駅の直前に、「峠の釜めし」で有名な荻野屋があります。
この荻野屋の屋上から「はたふり」をしてくれた方がいました。
素敵です。
もちろん、駅員さんも歓迎してくれました。
過去に、高崎支社の「SLみなかみ」に乗った話は、こちら↓